リューン〜風の魔法と滅びの剣〜

私にとって初めての、「自担の主演舞台」が終わってしまいました。

ミュージカル「リューン」こんなに通うことになろうとは。笑 そして、こんなにリューンのことで頭いっぱいになることになろうとは。5ヶ月前の私は想像もしていませんでした。そしてなによりも、宝物の1ヶ月でした。

2月に丈一郎くんのことを好きになって、大橋くんとの主演ミュージカルがあることを知って、「いきたい!」と素直に思いチケットを取りました。周りに関西担のお友達なんていなくて、交換もイチからで、とにかく「いきたい!」の気持ちに突き動かされていた笑

神奈川のプレビュー公演では、とにかくミュージカルの舞台に立つ2人に圧倒されてしまって、心が震えました。

まず、冒頭の「僕達の魔法」で丈橋2人きりで舞台で歌い上げる姿に感動してしまい、スタートから泣いてしまってそのまま物語に引き込まれて。その1週間前にさいスタ←で見たアイドルの丈橋とは別の人でした。丈一郎くんの顔は、自信に満ち溢れているように見えたし、大橋くんの歌声はホール全てを虜にしてしまう「国宝級」だって思いました。リューンはヤバイとTwitterで丈橋担の皆さんが言っていたのを見てたけど、本当に「ヤバかった」。

それから何度か公演に入らせて頂いたけれど、毎回新鮮に心がめちゃくちゃ動いてたし、新しい発見があったし、キャラクターみんな大好きになっていきました。

フローはとても優しくて少し気弱なのに、大切な時に誰よりも勇敢なひと。一貫して「調和」を目指し「平和」を愛し、そしてダイを救うということだけにまっすぐ向かっていく、まっすぐすぎるひと。フローが人を守ろうとするシーンが本当に大好きでした。アリーシャのお腹を守るとき、滅びの剣を手にしてしまったエルカとダイの間に割って入る姿、たたら島でダナトリア登場の時に咄嗟にエルカを守る右手、クライマックスで意識が朦朧としながらエルカとファンルンの間に剣で割って入る姿、そして、ダイを救うために剣を置いて「約束したんだ。道を誤った時は、僕が身を呈して君を救うと。」と言葉通り「身を呈する」姿…。エルカへの恋心、かわいいところ、フラフラになっても立ち続ける姿、そのどれもが魅力的で大好きでした。

ダイは「大切な人を守る、大切な人が傷つけられたら必ず仇を討つ」人だったなあと。子供のときに故郷が焼かれてしまったときからきっと守れなかった後悔がずっと残っていて、だからこそルトフの里が襲われた時、誰よりも守らなくては、と思って滅びの剣を抜いてしまったんだと思います。そんなダイへのフローへの答えが、「約束」の「もし怨み晴らせば続くだろう復讐の連鎖が だから風の歌を歌う 約束だねキミを止める」なのだなと思いました。全然違う2人だからこそ「運命」で繋がれているのだなと思います。

この「リューン」のテーマは一体何だったのだろうと考えるんですけど、「調和」や「愛」と「怨み」や「嫉妬」という性質の違うものがどれも存在していて、最後もハッピーエンドではなかったので、千秋楽は終わったのに心の中で決着していません。しかもルトフの里が大好きで、心を置いてきてしまったのでこれからもリューンのことは何度も思い出すんだろうな。と思います。(再再演、やって欲しいな…)

あとね、カンパニーの愛が本当幸せだった。丈一郎くんと大橋くんが共演者の方に愛されていることが伝わってくるのが本当に嬉しかったし、「座長らしいことをする」を沢山実行していた丈橋がかっこよくて愛しかったです。だからこそ寂しい!

そしてリューンの縁で丈橋担の方と仲良くなれたことも嬉しくてありがたかったです。バチバチに、新規の私を受け入れて頂いて、これまでの丈橋や初演リューンのことを沢山教えて頂いて、大人になったらこんな風にお友達ができることなんてなかなかないし、幸せ者だなあ、丈一郎くん大橋くんありがとう、仲良くしてくれるみなさんありがとうございます、の気持ちでいっぱいです。本編とは逸れてしまったけれど、これも私のリューンの思い出です。

最後に丈一郎くんへ。

1ヶ月間お疲れ様でした。幸せを沢山ありがとう。リューンが大好きすぎて寂しくてたまらないけれど、絶対ついていくし応援し続けます。一緒にこの夏を最高にしたいです。

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