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【アジャイル】アジャイルは気取った感じがする?

用語や雰囲気などが気取った感じと捉えて好みではない人もいるようです。

良いとは思うけど…

アジャイルについてのマインドセットやプラクティスというのを広げるために色々やっていたりはします。勉強会やワークショップを企画して、時間を確保して参加してくれる人は多少なりともアジャイルという言葉に惹かれていたり、期待していたり、課題感が既にあったりするのかと思います。

勉強会に参加いただいた方の中で印象的だった感想があります。

「アジャイルは良いと思うしやりたいけど、自分のチームではやれないな…」
「ちょっと気取った感じが他のメンバーには受け入れられないかもしれない」

何故そう捉えられるのか?

その話を聞いてああ、なるほどなと思いました。
確かに「アジャイル」やら「スクラム」やら「レトロスペクティブ」やらと横文字も出てくるし、アジャイルやりたい広げた人たちのノリというか熱量とかそういうのを既存の領域に持ち込まれたときの変な「引き具合」というのを持つ人たちもいるだろうなと。

でもまあ、これってアジャイルだけではなく、DXもそうだろうし、クラウドもそうだろうし、何か新しい事をやろうとすると「日本が出自」というものが少なくってどうしても横文字的なものだったり、ノリも北米や欧州っぽさも感じるのかもしれません。

日本出自の取り組みでも妙に横文字にしたがりますし。逆にゴリゴリの日本語だとなんかああ国がいかにも主導しそうなモッサリ感もあったりします。

いずれにせよどんな言葉にしても、新しい事をやろうとすると表面上の部分で拒否感を持ってしまう人は少なくはないのかもしれません。

別に目新しい話でもないんですけどね

アジャイルに関しては言ってることはそこまでエキセントリックで目新しい話でもないと思うんですけどね。20年以上の歴史もありますし、元は製造業の誇りでもあるカイゼンがベースになっていたりするわけですし。

ただ、中身の本質はよく知られている陳腐なものでも言い方やプロモーションの仕方など見せ方や切り口を変えるだけで目新しい話にリノベーションできてしまうわけで。人間なんて本当に必要に駆られてないときには頭に入ってなく、困った時にはビビッと来てしまうわけですよ。

前々からやりたいなと思っているのは「アジャイル」と言う言葉を使わずにいかにアジャイルを語るか、取り入れてもらうかということ。今回の「気取った感じがする」というフィードバックもあったし、ちょっとやってみようかなと思いました。


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