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【アジャイル】カイゼンの瞬間を見て、ジワる

研修している最中に高速にカイゼンされて、気持ち良くなった。

研修の中のグループワークで

以前から会社の中で研修の講師をやっていることを書いてますが、先日行った講座の中のワークショップで、グループに分かれて色々やってもらうタイミングがあるのですが、それは基本的に分かれたグループの中で進行役とタイムキーパーを決めて自主的に進めてもらうようにしています。

グループワークの中では各人が発表してフィードバックをもらうというのを人数分やっていきますが、タイムキーパーの役割としては各人の発表とフィードバックをもらうということが公平に十分行われるように時間を管理していきます。

タイムキーパーが時間管理をする中でよく起きることは、一人あたりの割り当て時間が経過した時に、発表している人が喋り続けているとなかなか割り込んで止めることができず結局時間がオーバーしてしまうか、バシッと「あと〇分です!」「〇分経ったので止めてください!」と割り込むかのどちらかになります。

いつも思うのがこの割り込んでパターンのときの、妙な気まずさやびっくりする感じというのがどうもモヤモヤしていました。

ワーク中にソリューションが生まれた

そのようなタイムキーパーのモヤモヤを解決するようなソリューションがグループワーク中に生まれました。

グループワークではMiroというデジタルコラボレーションツールで、Webアプリ上で付箋を作成して文字を打ち込んで発表するのですが、ある方が発表者が付箋を共有しているところに「あと〇分です」「〇分経ちました」という付箋を作って、発表者が共有している画面のところに持っていって、発表者に見えるようにしたのです。

なるほど、これなら「あと〇分です!」と声をあげて気まずい感じで止めるようなことをしなくても時間管理ができます。

「Miroのタイマー機能使えば良いじゃん?」と言われそうですが、Miroのタイマー機能は研修に参加している人(ゲスト参加)は使えません。全員が有償のプランに入れているわけではなく、あくまで研修の場だけでMiroを活用しているためです。

そういう意味でもすぐにできる、そして安価にできるカイゼンが生まれたのは素晴らしいことでした。

他のグループも真似を始めた

短い間にグループワークをスムーズかつ気持ち良く進めるための工夫によりカイゼンが行われたことに私はジワっと感動しました。講師として全体で喋るときに「この短時間でカイゼンが生まれてすごい!」と思わず言ってしまいました(笑)。

また、さらに嬉しいのが、このソリューションを他のグループも真似をして活用しはじめたことです。良いカイゼンはすぐに取り入れて、ワークをより良くしようという姿勢にさらに感動をしました。これこそアジャイルマインドです!

カイゼンの瞬間を見られ、かつそれが広がる瞬間を見られた…講師として嬉しい講座の回となりました。

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