【コーチング】行動促進 Part3
認定コーチを取得したので、それまでの学びなどをまとめていこうと思います。
現在もコーチ・エィ アカデミアさんでは継続してコーチングを学び中です。
コーチ・エィ アカデミアさんの講習内容の詳細については記載できません。
ただし、概要と私の学びや気づきについて書くことは問題ないと確認済です。
ここで扱う内容は、コーチ・エィ アカデミアさんのクラスとしては「行動を促進させるスキル」というモジュール名のクラスになります。
【コーチング】行動促進 Part2の続きになります。
アクノリッジメント(承認)
アクノリッジメント(承認)については以前記事にしました。
このときには互いの信頼関係を構築し強化するスキルとして紹介しました。
ここでは、アクノリッジメントが行動促進させるスキルとしてどのように働くかに注目します。
アクノリッジメントを言葉にする
コーチングにおけるアクノリッジメントは、単に褒めたり賞賛することではなく、事実を事実として認めることです。
コーチであれ上司であれ、いつも見てくれている、気にかけてくれてる、成長や変化に気づいてくれていると実感したとき、信頼関係が高まり、それにより目標達成に向かって行動が促進されます。
また、アクノリッジメントは、目標に向かって確実に進んでいることを伝えるフィードバックの役割もします。
このような信頼関係があってこそ、行動促進のための働きかけが機能してきます。「提案する」も「要望する」もアクノリッジメントの積み重ねがあるかないかで、受け入れてもらえるかどうかの度合いが変わってきます。
アクノリッジメントは肯定的な事実を言語化します。
事実として伝えるだけなので、評価よりも受け取りやすくなります。
アクノリッジメントを行うステップは以下です。
事実を知る(相手が何を達成したか、どのように変化・成長したか)
見たものをはっきりと言葉にして伝える
相手がどのように受け取ったかを観察する
相手がどのように受け取ったかを観察する場合には、相手の言葉だけではなく、声のトーンや表情、しぐさなどのノンバーバルな変化、その後の行動の変化も観察しましょう。
アクノリッジメントの使い分け
アクノリッジメントを伝える場合には、3つの立場があります。
それぞれ受け取った印象が変わるので、相手や状況に応じて使い分けます。
YOUメッセージ
Iメッセージ
WEメッセージ
YOUメッセージ
YOUの立場とは「あなたは○○ですね」というメッセージです。
「(あなたは)目標を達成しましたね」
「(あなたは)最後までやり切りましたね」
ただし、「頑張ったね」「ちゃんと仕事しているね」という表現は評価、賞賛となるので相手は受け取りにくくなります。
Iメッセージ
Iの立場とはコーチや上司からみて「あなたがしたことは、私にこんな影響を与えている」という伝え方です。YOUメッセージとは違い、コーチや上司自身の自分にとっての事実を伝えるので、相手が受け取りやすいメッセージになります。
「あなたの提案を聞いて、(私は)一緒にやりたいと思いました」
「君がいて(私は)助かる」
「あなたの目標を聞いて、(私は)ワクワクしてきました」
WEメッセージ
WEの立場とは「あなたがしたことは、私たちにこんな影響を与えている」という伝え方で、相手と距離と縮める高度なアクノリッジメントになります。
特に会社であれば、その会社や組織の中で相手がどのような影響を与えたかをフィードバックします。
「君がこの提案をしてくれたことで、私たちはずいぶん会話が気軽にできるようになったね」
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