【アナ雪Let It Go】2 − 6.希望の虚偽【2.ひとと人間の境目から】
日本では「アナ雪」の愛称で知られ、世界的な大ヒット作となった映画『FROZEN』の挿入歌、「Let It Go」を取り上げたい。日本語版では「Let It Go 〜ありのままで〜」というタイトルで話題になった、名曲として知られるこの曲だが、どのような文脈で歌われたかを考えるとなかなか壮絶である。映画自体はハッピーエンドに終わるものの、この曲が歌われたシーンを確認したうえで、改めて曲の持つ意味を考えたい。ある王国に長女として生まれたエルサは触れたものを凍らせたり雪や氷をつくる