今日（昨日）は嫌なことがあって久しぶりにメンタルがえぐったために、これまた久しぶりにジュディス・バトラーの動画を見たんですが、まじで泣くわこれ。

　ちなみにバトラーは『ジェンダー・トラブル』のイメージが非常に強い気がするんですが、個人的にはがっつり論理武装してる頃の文章よりその後のちょっと肩の荷が下りたような印象を受ける文章（偏見）のほうが好きだったりします。
　あと、専門の方はともかく、一般の方（という言い方もなんだかなって感じがしますが）は『ジェンダー・トラブル』を読むよりは、この動画を見て、『ジェンダー・トラブル』10周年記念版に寄せたもうひとつの序文（『現代思想 2000年12月号』）を読めば十分なんじゃないかとも思ってる派。そしてまあ、これも個人的にってやつですが、バトラーの翻訳だったら清水晶子さんの翻訳が一番好きなので、そういう意味では『戦争の枠組み』のよさみが深いです。
　しかしながらですよ、突然これ系の本を読もうと思っても挫折するのが人間です。俺もLGBTQ関係の話をすることが少なくないのでそっち系の議論には強い人だと思われがちなんですが、正直ぜんぜんそんなことなくて。そういう意味でも（『ジェンダー・トラブル』はさすがにぜんぶ読んだけど）理解できてるとは思えないし、解説しろって言われても死ィ〜‼︎（※元ネタ）って感じなんで、生きづらさとか「らしさ」につらみがある人はkemioさんの本を読んだらいいと思うよ！（雑なおすすめ）

　そう、『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』が必読なのは間違いないものの、『ジェンダー・トラブル』10周年記念版のもうひとつの序文はねー、やばいっすよ笑。バトラーの主張が正しいとか正しくないとかそういうことではなくて、純粋に、こういう人がいてくれるんならもうちょっと生きていてもいいのかなと思えたというか、月並みだけど元気をもらえたというか。そういう感じ。なので、もうひとつの序文の一部はマガジンの「１．序論」ってやつ↓でも引用してあったりします。

　ジェンダーねぇ。本当は触れたくないとさえ思ってる話題なのに気付いたら語ってること多くてほんとつらい＼(^o^)／触れたくないのは、現状に思うところがありすぎるからって意味でもそうだし、正論言えば伝わる話でもないと思うのもそうだし。てな塩梅。

　それにしても、今日（昨日）はお酒を飲んできたのにぜんぜん酔えなくてつらみ。酔えちゃったほうがぜったい楽なシチュエーションだったのに！ってことで帰ってきて飲み直してます٩( 'ω' )وいえい。世の中にはいろんなタイプの酔い方があると思うんですが、俺の場合は酔えば嫌なことでも笑顔でハイハイ〜ってなれるんで、そういう意味でもアルコールは必須です。最近は無理なときはNoと言おうキャンペーンも実施中なので、無理ぽ〜と思ったら受け入れないように、とも思ってますが。

　うん。隠し事があると文章書くのが死ぬほど捗らない。調子出なさすぎだろって思うけど、これはもうしょうがない。ぐちゃぐちゃしたのももっと出していいと思うとか人から言われたこともあるけど、There is no 勇気。あとまあ、戦略的にというか、振る舞い方的にむずくなるのが目に見えているので、現時点でのスタンスとか思いっくそ決めかねてるよね。
　なんかさー、それ自体の是非はともかく、世の中言いたいことを言いたいように言えばいいって問題じゃあないと思うんですよ。文脈とか解釈とか、社会のあり方とか反論の余地とか、言葉の次元でも、本当にこういろんなことに絡め取られちゃうから、すべてが計算できるわけではないにしても、避けておきたいところもあるのは当然で。言いたいこともあるし、やりたいこともあるからこそ、出力のし方は考えなきゃいけないのかなーとか思ってる。そんなことばっか考えてるからどうしていいかわからなくなるときがあるんだろうけど笑
　バトラーみたいな知性があれば論文というかたちではっきり言うって手段もあったかもしれないと思う一方で、あれはあれでものっそい誤解や批判に晒されてるんだろうと思うと、みんなに伝わる言い方とかやり方とか存在しないんだろうとも思うし。っつーか、バトラーでさえ誤解されるなら俺とかもう無理＼(^o^)／
　あ、これはジェンダーとかそういう話じゃなくてね。もう全体的に。できるだけ振り切って生きたいとは思ってるんで、普段から。予想もつかないような側面をたくさん持ってそれを小出しにしながら固定の「自分像」を作らないように、という努力はしてるつもり。それがどこまで実を結んでるのかは知らんけど。徹頭徹尾「よくわからない人」でいることで自分の身を守れるんじゃないか、ってのはなんかシリアスな言い方だけど、そういう感じで生きてたほうが楽しいかもなって思ったんです。楽しく生きるぞ俺ぁ。

　そんなわけで、月ちゃん見習って適当に生きていきます。適当にいきましょ、適当に（適当）。