15卒学生向け採用活動実態

経団連は、新卒学生の2016年春採用から面接などの選考の解禁時期を大学4年の8月に遅らせます。

リクルートキャリアが発表した「就職白書2015」では、16年卒業の学生で採用できる人数は15年卒に比べ「減る」と答えた企業が42.5%。解禁時期前に新卒学生の選考を進めている企業は65.6%、内定・内々定を出す企業は52.5%でした。

経団連に所属していない外資系企業に先に優秀な新卒学生を奪われてしまうことが懸念されていましたが、実際は日系企業も解禁時期を無視した採用活動を行っているところがほとんどです。

面接が解禁されたその日に内定を出す企業もあります。

新卒向け就職サイトは、経団連が定めた解禁時期に合わせてエントリーができるように運用されています。解禁時期が遅れたことにより、リクルートは純利益が12%減りました。

新卒向け就職サイトを運営している人材会社の多くは、広告収入の減少を防ぐために、就職イベントの回数を増やしたり、インターンシップ情報サイトを運営して出展料や広告費で埋めようとしています。

就職活動する大学生は経団連が定めた募集の解禁時期に合わせることなく、大学3年生ごろから自身の採用情報を収集することをお勧めします。

ブログ:http://ameblo.jp/husegitai/entry-11990818061.html

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