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デジタル書籍の出版(個人制作)

レーザーカッターの初心者、というか未体験の人向けのノウハウ本を制作しました。初めてのデジタル出版に挑戦でもあります。

まず、なんでこういう内容の本を作りたかったのか、という面について。その思いを正確に書こうとすると超長くなりそうなので、端的に。

レーザーカッターを使える人をもっと増やしたい。それも、今、すでにファブラボに通っているような工作好きやアート作家さんじゃなくて、ごく普通のまちのおばちゃんやおじちゃんたちに使ってほしい

みんなじゃなくていいので、20〜30人に1人くらい? まちのコミュニティに1人くらいが使える世の中を目指したい。

自分の本一冊で、それが実現するとは思わないけど、そのための一助になれば、という思いです。知識ゼロからなんとか一回体験してもらうことを目指した内容になっています。

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次に本の内容について、少し。

誰かが、レーザーカッターを使ってみようと思った場合、実際のところ一番の障壁になるのは、Adobe Illustratorに代表する、ベクター描画ソフトの部分だと思っています。

とにかく、値段が高い。プロデザイナーなど、仕事で使うのでなければ、まず趣味で購入する値段じゃない。僕の想像するおじちゃん、おばちゃんは絶対に買わない。

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そこで、この本では無料で使えるベクターソフトを推奨し、その解説においては部分的には動画説明も入れました。

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僕自身、この本を念頭に入れて、2年前からイラストレーターの使用を封印しています。インストールしてあると、つい使っちゃうので。封印のおかげで、必要に迫られバリバリと使った結果、少なくともレーザーカッターを使う上では、無料ソフトでも遜色ないと感じました。

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実際に使うときの流れは写真で解説。知識ゼロとはいえ、さすが、パソコンの立ち上げ方まで立ち戻った指南ではないのですが。パソコンをふつうに使えるひとなら、無料ソフトを使って、ゼロから、データ作りもできるよう書いたつもりです。

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レーザーカッターの仕組みなんかも押さえてあります。ふつうの本だったら、レーザーカッターを教えるのに、「まずその仕組みは」ってくると思うのですが。

結局、仕組みの知識が役立つのは実際に使う場面までいったときのことなので、この本では、後半に入っています。

レイアウトに関しては、デジタル出版は紙の出版とまるで常識が違ってしまうので、見え方の部分はものすごく苦戦しました。ただ、全体的には、企画、執筆、作画からレイアウトとデザインまで、すべて1人で完結できるというのは、すごく自分に向いていると実感。今後も、制作を続けたいと思います!




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