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参加記録「Play&Learn2024」

国内の研修ボードゲームを集めたイベント「Play&Learn2024」を見に行ってきました。参加当日にいろいろメモを残していますが、情報量が多すぎても読みづらいので、簡単に記録を残しておきます。

研修ボードゲームのイベント「Play&Learn」のサイトはこちら。

カードゲーム「ワードスナイパー」や企業研修のゲームとして有名になった「サイゼリヤのオリジナル店舗運営ゲーム」の作った石神康秀さんが主催しているイベントです。

出展しているゲームは公式サイトからご覧いただけます。

このうち、自分がこれまでに触れてきたことがあるゲーム、具体的には次の3つは、リンク紹介にてまとめさせていただきます。どれも学びをふくめたボードゲームとしてしっかり作りこまれた作品なので、おすすめです。

今回は自分のメモ記録用に、当日初めてふれることができた作品などについて、まとめておきます。



立教大学SCOLA

先日、ワークショップ体験した「ダリのめ」「Project CODE: Replica」を作った大学生たちの作品です。

この日は、さらに1年前の作品である「アルデバランショック」「対話の森のホーホウ」という作品も置いてあり、解説してもらいました。くわしく教えてもらった「対話の森のホーホウ」はこんな感じです

  • さまざまな問いかけのカードに対して、さまざまな専門分野の教授らが回答カードがあり、それらを参考にして対話するワークショップゲーム。

  • たとえば「好きな法律を1つだけ作ることができるなら、どんな法律をつくる?」みたいな問いがある。学者は専門分野に基づいて回答した人もいれば、全然ちがう個人のイデオロギーで答える人もいた。名前が入っているのでいいのだろう。カードの大きさに収まりきらない回答の熱い思いは補足ノートになっていた。


コミュニケーション工房ツナグヒラク

作品は「アフレコ落語編」「シャベリエ」「なにばな?」「キャッチ」など多数。

  • 「なにばな?」はカルタの取り札と読み札が、「笑える話」「頭にきた話」などになっていて、読む人が自分の体験を話しながら聞く人はそのジャンルを当てて取るゲーム。

  • 「アフレコ」は、落語家さんのさまざまな写真カードがあるので、ストーリーダイスのようにプレイヤー同士で写真と話をつないでいく。手札5枚から選んで出せる。

  • ご夫婦でゲームを開発しているという。素敵です。コロナ以後から、コミュニケーションの促進手段としてゲームをつくるようになったらしい。


CURIO SCHOOL

子ども達の習い事の提供する会社さんで、プログラミングなどさまざまなアクティビティの1つに、3か月かけてボードゲームを作る体験があるそうです。すごくいいですね。

  • 写真の「Hoi」という作品は、チェス+ガイスター+乗っかり操作な感じ。小学生の女の子が作ったという。

  • 最初に自分のコマの中でランダムにどれかが「王様」になる。相手からはどれが王様か見てわからない状態。王様が敵陣地(一番奥の向こう)に進めば勝ち。ただし、取られたら負けになる。

  • 説明書も手書きとイラレを組み合わせて作成したそうだ。すごい。

  • ゲーム本体はフェルトなどを使った手作り。

  • 本人がルール説明をしてくれた。会場は講演のスピーカ音が大きいので、やや聞き取りづらかったが、説明ぶりは堂々としていた。


株式会社ソフィア

「それ、妖怪です」「タスクマスターズ」「性格診断Xギャンブル タイプBETゲーム」など多数。会社内のさまざまな方がゲーム開発に関わっているらしく、ブース内では「自分はこれにくわしくないが」というものが多かったので概要だけ聞けた。全体的に、ワークショップツールという感じに近い。

  • 「それ妖怪です」は絵がとてもかわいい。会社内でありがちなさまざまなトラブルや課題に対応する妖怪が描かれていて、それを並べながら自社の問題を客観的に語り合うツール。誰かのせいではなく、妖怪のせいなので、仕組みで妖怪をなくそうと考えるきっかけにする。

  • 「タイプBETゲーム」は参加者に事前に性格診断をやってもらい、社内チームなどで、ほかの人がどれだったのか、チップをかけて楽しむゲーム。やることは単純に診断テストだが、ゲームとして予想を立てる過程を通じて、真剣に相手について考えるきっかけになる。


よりみち自由室

作品は「ご近所メディエーター(ゲムマ2023版、学校編)」など。

  • 墨田区で、地域の居場所づくり的な活動をされている団体がつくっているゲームのようだ。(活動母体の説明はくわしく聞かなかったので、解釈がちがったらごめんなさい)

  • ロールプレイゲームで、3人分の役割になりきってシナリオを進めるスタイル。

  • ご近所トラブルを学べるゲムマ2023版を作ったら、学校から欲しいと要望があり、内容を子供向けにした学校編を作ったという。


来年も楽しみです。

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