スーダンのハルツームなどで戦闘が激化している中、主な動きを紹介する。
（2023年4月20日現在)

戦闘の様子
ハルツームでのスーダン軍と準軍事組織との激しい戦闘において、新たな停戦の試みが失敗した。
準軍事組織「ラピッドサポートフォース（RSF）」は、軍隊と同様に、日本時間16時から24時間、「完全な停戦を約束する」と述べた。
ハルツームから取材したアルジャジーラのヒバ・モーガンは、停戦提案のわずか数分後に、首都で戦闘が起きたと述べた。
"軍の総司令部周辺や大統領府周辺、首都の中心部などで激しい砲撃が聞こえてきた"。
木曜日の早朝、ハルツーム上空のテレビ中継が示すように、前日まで市内に上がっていた煙や火災は和らいでいたが、再び戦闘が発生した。
バフリでは銃声が聞こえ、オムドゥルマンの西では、住民が激しい衝突を報告しており、軍がRSFの援軍到着を阻止するために動いたと述べている。
RSFは停戦破棄について声明を発表し、オムドゥルマンで攻撃を受け、これに対して軍にヘリコプター2機を撃墜するなどの損害を与えたと述べた。
最も激しい戦闘は、陸軍本部とスーダンの軍事支配者であるアブデルファタハ・アル・バーン将軍の住居がある施設の周辺に集中している。

民間人と死傷者
空港や大使館がある地区が暴力に巻き込まれ、市民の避難に苦慮している国際機関は、停戦を繰り返し求めているが、ほとんど効果はない。
医療物資が不足する中、激しい戦闘のために数十の病院が機能停止に陥っている。
ハルツーム大学付近での戦闘で数日間閉じ込められたスーダンの学生数十人が、スーダン軍の助けで脱出した。
住民やソーシャルメディアの投稿によると、首都を離れる人は増えており、ほとんどの人が通行可能だが、検問所で止められている人もいる。
WHOによると、過去5日間で300人近くが死亡している。
犠牲者を監視している医師団は、少なくとも174人の市民が死亡し、数百人が負傷していると述べた。
Twitterでは、#Khartoum_Needsなどのアラビア語のハッシュタグで、各地区の住民が支援と連帯を呼びかけている。WhatsAppでは、数百人のユーザーがリソースをプールするためのグループに参加した。

外交
スーダン軍は、RSFが北部の都市メロウェで捕らえたエジプト兵177人をエジプトに避難させたと発表した。
米国のアントニー・ブリンケン国務長官は、戦闘を終わらせるための外交努力の一環として、対立する将兵と話をした。

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