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バッターボックスから遠い席での撮影の楽しみ方とは?ベルーナドームF2で考察。

埼玉県所沢市ベルーナドームで撮影!といえば、フィールドビューシートが人気だと思います。(もちろん他の席でも野球観戦&撮影を楽しむ方法はあります。)
この日は、フィールドビューシートのF2というブロックでの撮影でした。
3塁側フィールドビューシートの中でも一番外野寄りのブロックです。左側ではライオンズのピッチャーたちが投球練習をするブルペンがあり、試合中盤になると、「パーン!」と硬球をキャッチする音が聞こえてきます。

私が野球場で撮りたいもの。

野球場でカメラを構え始めてもうすぐ1年。「撮らなきゃ」という気持ちにはなるべくなりたくなくて、いつも初心を忘れずに心がけていました。
私が一番撮りたいのは、「喜びの瞬間」。この瞬間をキリトリ、ファンの皆さんと喜びを分かち合うのが撮影のモチベーションです。
「打ったー!!!!!」の瞬間は、ドーパミンがすごいですよね(笑)
その次に撮りたいのは、「不可能に近いことが実現した瞬間」。「すげぇぇぇえええ!たまらん!!!!」を撮りたいのです(笑)
なので、普段はバッターボックスや、1塁にランナーがいるときは2塁にレンズを向けていることが多いです。ヒットの瞬間や、盗塁の瞬間、併殺の瞬間などを狙っています。私が一番ワクワクするプレーです。
プロが撮影する場所からは違った画角で撮影すること、ファンならではの視点で撮影することによって、遠くに住んでいるファンの方ともプレーの喜びを共感することができるのはいい時代だなぁと思います(^ ^)

今回使った機材は、Nikon Z8 + FTZ II +AF-S Nikkor 300mm F/4E PF ED VR です。単焦点レンズです。画角は300mm(FX)または450mm(DX)で、必要に応じてトリミングをしています。

F2で何が撮れるのか 各ポイントを撮影

バッターボックスは遠いので、撮れはしますが、「あぁ、遠くのものを撮っているな〜」という写真になります。表情の細かさとか、打った瞬間の汗や粉はなんとなく滲んだものになりました。記録写真としては十分だと思います。

ホーム初の打席 蛭間拓哉選手

なので、打席はやはり300mmだと遠いと感じました。F2からも打席を綺麗に撮りたい場合は、超望遠ズームレンズまたは、400mm以上の単焦点レンズがいいのかもしれません。

えっ・・・バッターボックスでもいい写真じゃん!!
と思っていただいた方、ありがとうございます・・・♡
でも、この写真も見てください。

ホームランを打って、セカンドベースを通過するマキノン選手

2塁まで近くなると、これぐらいの描写することができます。
しかも、3分の1ぐらいまでトリミングしています。
正面を向いてくれる角度であることもまたいいですね。レンズの性能を発揮できる距離感が2塁ぐらいなのかなと感じました。F2からの撮影は2塁ぐらいがおすすめです。

こちらはショートの守備範囲。ダブルプレーを決めてベンチに帰る二遊間

このユニフォームは、走る姿が一番似合いますね♪
源田選手にピントが合っています。胸に光るCのマーク✨
ベンチに向かって走る姿もかっこいい!

ギリギリピントが合いそうなのが、パフォーマーのお姉さんたちです。

美肌モード使わなくても美肌。

最短撮影距離というものがあるので、近すぎると逆にピントが合わないという現象が起こります。今回はF2の中段ぐらいから撮影しました。ちょうど良かったのかも。

縦撮りもいいですね。

記事の艶やかな感じが伝わってきますね。
「お!ネイルがラビュー(西武鉄道の特急列車)じゃん!」と気付けたのもこの写真でした。

ピッチャー推しの方は、きっとF2に座りたいと願う方は多いと思います。ブルペンに近いからです。
マウンドはこんな感じです。

先発の松本投手 トリミングなし

敢えて、トリミングなしで撮ってみました。300mmの画角です。
高画素機であればここからトリミングして、ノイズ処理をすれば十分見応えのある写真になります。汗が滲む感じまでは表現できませんが、力強さは撮影できる距離だなと感じました。グラブの艶もいい感じですね。

あなたならどっちにピントを合わせる?

一眼カメラの弱点は、「複数人にピントを合わせること」です。
これを実現するためには、相当な練習と、お高い明るいレンズが必要です笑
というかそんなレンズは客席では使えないサイズです。
絞りをぐっと絞って被写界深度を広げなければなりません。そうすると写真が暗くなってしまうので・・・(以下略)
むしろ、二遊間ともにピントを合わせたいのであればスマートフォンの方が得意かもしれません。
なので、2塁にピントを合わせるときは、セカンドか、ショートかどちらか決断する必要があります。今回は、レンズが得意そうな距離ということでショートにピントを合わせてみました。
背景のお座席の丸いシールが玉ボケのように光って綺麗です・・・笑

野球場での撮影は割り切りが必要

与えらえた場所でいかに花を咲かせるか・・・
という言葉がありますが、プロ野球の撮影も近いものを感じます。
今座っているところから、何が楽しめるか、どんな瞬間が切り取れるのか、そんなことを考えながら観戦しています。
でも、そうやって考えて、自分なりの答えを見つけて、意外なキリトリセカイに出会うことで、選手の新たな面を知ることができたり、いいプレーに出会えたり、新しい発見があることもあります。
今回は、300mmと450mmの事例を書きました。
超望遠ズームレンズをお持ちの方はもっと選択肢が広がると思います♪
カメラをお持ちの方も、写真を見ることを楽しむ方も、一緒にキリトリセカイを楽しんでいきましょ〜♪♪♪


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