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コミックエッセイ描き方講座 第5期終了しました!

こんにちは~。はちみつコミックエッセイ編集長の松田紀子です。
この度、無事に描き方講座5期が終了しました。

今回は30名の方々にご応募いただきましたが、最終的に8名の方をお迎えし、2月から4月までの3ヶ月間一緒に駆け抜けました…!

講座は隔週火曜日に行われていたのですが、
本業をこなしながら講座の準備やコーチング、ネームチェックの時間をとるのがなかなかスムーズにいかなくて…。
でも、毎回、みんなの最終課題ネームが上がってきたら、早く読みたくて(赤入れしたくて)うずうずするんですよね。

なにこれ?
職業病?


で、真っ赤になったネームに内心ショックを受けたでしょうに、
2テイク目で素晴らしい改善作をもたらしてくれる受講生の方々の
飛躍っぷりが本当にもうすばらしくて。

その喜びに打ち震えるために、私はこの講座をやっているのかもしれません。人の成長を目の当たりにするのが私自身の喜びです。

(※講座生の間では、この赤入れを心底楽しみにしてくださっているひとが
多いのですが、赤入れの必要が無い作品には一切赤字は入れません。
赤字はアトラクションではないですから。
過去数名、全く赤字が入らなかったかたもそこそこいらっしゃいますよ~)

さてさて、そんな赤字指導をくぐり抜け、
今回グランプリを受賞された方は、
めぐみちょこさん! わ~ パチパチ・・・!

産後美容に奮闘する姿を共感性たっぷりに描いて、
「とにかく続きがよみたいいいい!!」と審査会場を唸らせました。
めぐみちょこさん、元は美容部員さんなんですよね。
そんな特性をフルに活かした内容になりました。

過去の美容部員であった自分に励まされながら、ステップアップしていく表現も、コミックエッセイならではの自由さだなあと思います。

めぐみちょこさん、おめでとうございました!

そして、準グランプリを受賞されたのは、はなゆいさん。
わ~ ぱちぱちぱち。

ご自分のポンコツぶりをなんとか改善しようと奮起するお話です。
「自分の取説」を試行錯誤の上編み出す話を今後展開していく予定です。

↑ はなゆいさんはこの講座のこともブログにあげてくださっています。
私が忍者になっとるw。

また、惜しくも受賞は逃されましたが、他にもうなるような力作ばかり。
SNSにアップされている受講生みなさんの作品を紹介します!

●小日向えぴこさん
 貯金が好きすぎて一切の贅沢をしなくなった末、
「ほんとうの幸せとは…はて…」に気づく話。
わたしも一番安いシャンプー買いがち(貧乏性)だからよくわかるう~~!

●イゴカオリさん
洋服への愛憎をテーマにした意欲作。イゴさんのネームは全ボツ全書き直しでしたが、再ネームはこのクオリティでした。さすが。
私も古着大好きだったから、この気持もよくわかるううう!!

●魚田コットンさん
『スカートの呪いが解けるまで』というタイトルがまず、いい!
女性性を嫌悪しつつも、最終的には受け入れて、呪縛から解放される物語です。これも続きが読みたいなあ~~。
色使いも、コマと人物の入れ方のバランスもさすがという感じです。

●志水恵美さん
3歩歩くと忘れてしまうご自分のうっかりを、架空の脳内フレンズたちと
なんとか改善しようとする物語。
絵も色使いも可愛いですよね!
脳内フレンズがまたいい味出していて、こういう自由さも
コミックエッセイならではだなあと、関心いたしました。

●とまぱんさん
一度見たら忘れられない独特フォルムのキャラがまず、いい。
『社会に出たら無能でした』というタイトルも秀逸。
とは言え、カラッと笑える作品になっているもの、とまぱんさんの
人間力のたまものかと。

いかがでしたでしょうか。
どの作品も可能性があふれているでしょう・・・・!?

私はいつも受講生のみなさんにお伝えしていることがあって、それは
「この講座に申し込んだ自分の行動力をどうか褒めてあげてください」
というもの。

申し込みたいけど今ひとつ勇気が出ない、自信もない、やっぱやめとこうか・・・。そんな逡巡を取っ払って、エイヤ!で行動した結果、
新しい仲間と出会い、新しい自分とも出会える。

行動することでしか見えない景色や感情がある。

講座生のみなさんには、その体験を胸に、これからも活動していって
いただければと願っています。
3ヶ月間、本当におつかれさまでした!

第6回目の講座は、早ければ秋には募集したいと思っています。
またツイッターで告知しますので、気になる方はこちらもフォローくださいませ!




コミックエッセイ編集者として会得したあれこれを、ここでシェアできればと思います。応援よろしくお願いいたします~!