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アーティストデート北鎌倉の冒険。

アーティストデート日記。

アーティストデートとは
「自分の内なるアーティストチャイルドを連れ出して冒険すること」
と理解している。

さて、きょうは行かなかった。
予定していたお墓参りへ
行かなかった・・・。

その代わりに降りたった北鎌倉。
これが今週のアーティストデートになった。

初めて見る新しい店構えの
喫茶店はちょっと覗いて
すぐやめて

せっかくここに降りたのだから
やっぱり

あの静かな
とても雰囲気のある
あの居心地のいい喫茶店に行こうか

はて
どこだったろう?

曲がるのは
この路地か あの路地か
入ってみたけどいや違う

行きつ戻りつ
辿りついたらもう閉店。

ああ
駅に戻ろう。

そうだ!
駅のそばにある
あのむかーしからの名店。

怖くてなかなか入れなかった。

いまその店の前に来た。

店主がまっすぐな視線で
外からやってくる客を
見張ってる

傍らにさかんにその店主に話しかける常連風の客ふたり。

どんなに話しかけられても
店主の視線は
外にまっすぐに向けられている。

ダメだ!

わたしはこの長い視線の圧を
受けながら
それを跳ね返して
この扉を開くなんてエネルギー、
なかった。

いくら名店と聞いていても
何も入りにくいところに
自分に無理強いして
入ることもない・・・

わたしはこれまで殆ど歩いたことがないその道の逆方向に歩きはじめた。

へえ、こんな店
あんな店。
それも昔からの。

それにしても
ちょっと休みたい。
随分と歩き続けたのだから。

突如目の前に
現れた煙に燻されたような趣きの
入り口。

中から今度は
お客さんが外を見張っている。
しかも両側から
何人もで。

今度はわたしは
その燻されたような扉を押した。

予想通り
両側からのたくさんの視線に射抜かれる。

そのど真ん中を歩みすすむ。

一歩、また一歩。
ほんの数メートルが
こんなに長いとは。

この視線を投げてよい、
と許可したのはだあれ⁇

場の精霊?
この常連さん達が張る結界を
破れるものだけが
新参客になるのだろうか?

思いきって
この強烈な視線の結界を
くぐり抜けると
そこには店主の優しい顔があった。

人の目をじっと見て
「いらっしゃい」と言う。

これ、
なかなか受けたことのない接待だ。

常連さんが
「メニューは黒板よ」
と教えてくれる。

今度はなかなか優しい。

ほぼ1時間後。

今度は
果たしてここから
無事に出れるのか?

立ち上がってまた
新たにやって来ていた
別の常連さん達通りを突破する
必要がある。

わたしが座っていたのは
常連さんの目が届きにくい
一番奥の席だ。
ストーブから遠い
一番寒い席でもあったが
静かな安全地帯だ。

店主は当然わたしが
そこに座るだろう、とそこに案内したし
結局わたしもその席を選んだ。
でなければ
常連さん達の目で射殺された、
かもしれない。

ここは初めての人が
入っちゃいけないとこなんだな。

あるいはそこに入るための
何か条件があるのだろう。

スタバやドトールでは
なかなか味わえないこの結界と
暗黙のルール。

「お気をつけて」
帰り際
店主は
またわたしの目をじっと見て
言った。

忘れられない目。

奥の席から元来た入り口へ
復路の新たな常連視線を
通り抜けて来たのだから

どちらかと言うと
「ご苦労さん」と言って欲しい
シチュエーションだ。

きっと常連さん達と
話しが出来るような
話しが出来ることが

ここにもう一歩入る
条件なのかもしれない。

さて、またわたしは
ここに
来ることがあるだろうか?

こんな冒険、
きょうのアーティストチャイルドが
やりたかったんだなぁ。

もうそれで
冒険心は満たされたよ。

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※アーティストデートは
ジュリア・キャメロン著
アーティストウェイ「ずっとやりたかったことをやりなさい」の基本ツールである、

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