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初音ミク調声Tips!!「泣きの表現」

 こんにちわんこそば!!!!!
ボカロPのJOJOPです。
皆さん、ボカロ調声してまっか!?
私JOJOPは2週間に渡る長い作詞の時期を乗り切り、ようやくミクさんの調声へと移りました。
今回の曲調が「切ない和ロック」ということもあり、曲の随所に「泣きの表現」を入れているんですね。

 ということで今回の記事では、題名の通り「泣きの表現」について、JOJOPなりのバリエーションをこちらで紹介していければと思います!!
ミクさんに限らず、Piapro Studio Vocaloid Editorであれば全く同じ操作方法・他の合成音声系でも使えるTipsとなりますので、
この記事を読めば、あなたも「泣きの表現」マスターになれるかも!?
 では早速参ります♪

①.しゃくりの表現 ー歌い出しー

 しゃくりというのは、歌いだしの音程が半音~1音ほど高い・低い状態からすぐに正しい音程へと以上する表現方法ですね。これをVocaloidで表現していきます。

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こんな感じでまずは長音を用意してみました。
そうしたら次に、ナイフツールで長音の前16分の長さを分割します。

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で、分割した前のノートを1~半音ほど下げてみると、「少し低い歌いだしから段々正しい音域になる」、人間っぽい歌い方になります!

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逆に前半の音程を上げると、ちょっと音痴っぽくなりますが、それはそれで感情の高ぶりが表現できるので、色々と試して頂ければと思います♪

②.しゃくりの表現 -歌い終わり-

 次に、歌い終わりの方のしゃくりを入れてみましょう。
先程と同様に、ナイフツールでノートの終わりを16分ほどの長さで分割します。

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そしたら、今度は後半ノートの音程を上げるのですが、ここは思い切って5度~12度ほど上げてみましょう!!

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すると、どうでしょう!?
歌い終わりの音程がキュッと上がって、声が裏返ったような表現になりますよね!!あたかも感情が高ぶって力がこもってしまい裏返ったように聴こえませんか!?(汲み取りすぎ・・・?)
 自分はここに、次のノートと音が繋がらないよう、短い促音「っ」を続けて入れたりしています。そうすると、次のノートの音程が引っ張られずに意図した音程で歌ってくれます。

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↑促音「っ」無し:次のノートの音程が上がった状態から始まってしまう

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↑促音「っ」有り:一旦音が切れるので不自然さが解消される

③.ビブラートを「100%」なおかつ「Fast」で震え声に!

 最後に、長音の部分にビブラートを追加してみましょう。ここで、特に何も考えずにスライダーを動かしてビブラートを入れると「[Nomal]:Type:1」で勝手にチェックがつくと思います。

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ですが、わたくしJOJOPとしては「[Fast]:Type:1」がオススメです。
曲調にもよりますが、Fastの方がしっかりビブラートがかかっているのが聴こえてよく馴染むんですよね。逆にExtremeはやりすぎ都市伝説です。
 また、50%なんて中途半端な数字にするくらいなら、思い切って100%にしてから、かかり過ぎだと思えば下げればいいと思います。

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 これで、い~い感じに声をふるわせつつ力を込めて歌う、「泣きの表現」の完成です!!

まとめ
 
いかがだったでしょうか!?意外と簡単ですよね!?
最後に、わたくしJOJOPが作った曲内にて、調整したミクさんをお聴き頂ければと存じます!!

以上、皆様に良いボカロPライフがありますことを!!

参考にさせて頂いたページ↓




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