見出し画像

Jリーグファミリーの資格124

 リスペクトコラムです。(元記事:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20231227
 さぁ今日はどういう事例で行こうかと、J's LINK(オフィシャルニュース)を観ていたら、さすが水戸さん!という素晴らしい事例がありました。多くのJクラブでは異競技のチームや、専属選手(テニスとか)が多く、その上で更に付加価値の高いクラブは、ブラサカのチームなど社会貢献性の高いチームを立ち上げて、活動されています。水戸さんがすごいのは、そういうチームの更に上を行く障がい者サッカーチームを立ち上げられたのです。他のJ2チーム(J1も)ではなかなかここまではできないと思う分、当ブログで「Jクラブの付加価値」シリーズで評価させていただいている水戸さんだからできた素晴らしい取り組みだと思います。

【障がい者サッカーチーム 『水戸ホーリーホック クノスフェアビデ』設立】
「このたび、水戸ホーリーホックは、障がい者サッカーチーム『水戸ホーリーホック クノスフェアビデ』を設立いたします。水戸ホーリーホックでは、『新しい原風景をこの街に』というメッセージをブランドプロミスとして掲げ、誰もがスポーツを楽しむ原体験を持てる社会の実現を目指しています。クノスフェアビデでは、障がい者サッカーの普及・強化に努めることで、誰もが、いつでもどこでもスポーツを楽しめる環境、そして夢や目標を持てる環境を目指してまいります。
水戸ホーリーホック クノスフェアビデ 概要
チーム名
 水戸ホーリーホック クノスフェアビデ(略称:水戸ホーリーホック クノファビ)
『クノスフェアビデ』とは…
 ドイツ語で蕾を意味する『クノスペ(Knospe)」と、繋ぐを意味するドイツ語「フェアビンデン(Verbinden)』をかけ合わせた造語。スポーツを始めたい、楽しみたいという芽、蕾を大きく咲かせるために、生涯にわたって繋ぎ、誰もがスポーツを楽しめる環境を作っていくことを目指して活動して参ります。
※本チーム名は、所属選手の意見や想いをもとに考えた名前です。
設立の目的
・障がい者サッカーの普及に努め、社会に根付いたものとし、誰もが、いつでもどこでもスポーツを楽しめる環境を創りあげる。
・障がい者サッカーの強化に努め、障がいのある子どもたちの夢や目標や希望を与える。
・一人ひとりの個性が尊重される活力ある共生社会の創造に貢献する。
練習場所
 ハイス水戸(水戸市河和田町1100-1)
定期活動時間
 毎週木曜日18:00~20:00 土・日曜日 適宜
メンバーについて
 元々茨城県の県央地域には茨城水戸クラブという障がい者サッカーチームがありました。そのチームを水戸ホーリーホックが運営することになり、既存の選手が現在23名所属しています。これからも18歳以上で障がい者手帳をお持ちの方を対象とし、随時加入受付を行います。
チームスタッフ編成
・統括:佐野元則  ・監督:加藤貴之  ・コーチ:今橋寿彦  ・コーチ:川又淳志
・GKコーチ:飛田京樹  ・トレーナー:藤田武士」
『農業×福祉×スポーツ』の連携による障がい者支援の推進に向けて
 水戸ホーリーホックでは農事業『GRASS ROOTS FARM』での取り組みをするにあたり、『日本農業実践学園』へ圃場管理の指導などのご協力をいただいております。また『日本農業実践学園』では、水戸ホーリーホックのトップパートナーであるJX金属株式会社が行う『内原ファーム』への協力も行っており、今回、クノスフェアビデ設立以前より3者それぞれに交流や連携を行ってまいりました。
 今回クノスフェアビデでは、『内原ファーム』で働く障がいのある方も受け入れ、スポーツを楽しめる環境の創出を行っています。今後も3者では『農業×福祉×スポーツ』のスローガンのもと、それぞれの特徴(※1)を活かして3者で連携を深めることにより、多様な人材が活き活きと生活できる社会の実現を目指します。
※1『それぞれの特徴』について
・JX金属⇒障がい者雇用と末永く働ける環境・多様な働き方の実現
・水戸ホーリーホック⇒『誰もが』『いつでも』『どこでも』スポーツを楽しめる生涯スポーツの充実
・日本農業実践学園⇒専門的な農業指導、農業を通してインクルーシブな働く場所の提供」

出典:J2水戸公式HP

 元々茨城県の県央地域には茨城水戸クラブという障がい者サッカーチームがあったそうで、23人の選手とともにそのチームを水戸さんが引き継いだようです。素晴らしいですね、引き継いでそのままトップチームと同じチーム名を付けるという。
 更に素晴らしいのが、この取り組みは、水戸さんで元々推進している農業事業とつながっている事。メインスポンサーであるJX金属さんが実施している「内原ファーム」で働く障がい者の方も受け入れて、三位一体の素晴らしい事業に仕上げられました。農業×福祉×スポーツというスローガンも素晴らしい。他のJクラブの多くに、農業事業をされているところがありますが、今後は水戸さんに倣って、障がい者の方も参加していくようになるのではないでしょうか。そういう面でも先駆者である水戸さんの付加価値は高いと思います。そして、当ブログの大好きな地域貢献ホームタウン事業のうれしいニュースを知りました。

【おらが街PRリーグ 2023シーズン最終結果発表‼】
「2023シーズンのホームタウンPR大使による「おらが街PRリーグ」の集計が完了し、ついにトップ3が決定しました!
優 勝 ひたちなか市チーム  最終獲得ポイント=7,244ポイント
準優勝 常陸太田市チーム  最終獲得ポイント=7,207ポイント
第3位 城里町チーム  最終獲得ポイント=6,917ポイント
MVP 安藤瑞季 選手
 MVP選手はクラブホームタウン部によって構成される、MVP選出委員会による議論を経て、代表取締役小島耕による最終判断によって決定いたしました。」

出典:J2水戸公式HP

 前の記事で今季初めにしっかりにも書きましたが、Jクラブの一般的な「ご当地選手」事業は、担当の自治体と絡んで終わりですが、水戸さんは違います。その貢献活動をSNSでレポし、その活動実績をポイント数で優勝を争うと言う画期的な事業です。初めてこの事業を知った時は本当に驚いたものでした。MVPの選出も素晴らしいですね。小島社長の最終判断で決めるというのも面白い。水戸さんも育成クラブとしては結果を出せてきているので、そろそろ成績の方でも頂を極めてはいかがかと個人的に思います。J2の古豪として、来季も頑張って欲しいと思います。
J2水戸関連: / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / /
#がんばろう日本

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?