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優勝の味77

 リスペクトコラムです。(元記事:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20231209
 だいぶ前の話題になりますが。愛媛さん、J3優勝とJ2復帰おめでとうございます。お帰りなさい!ですね。当ブログも待っていましたよ。愛媛さんは豪雨災害復興支援など、社会・地域貢献活動の付加価値の高さで、中四国のJクラブの中でもトップクラスだと思っています。また、試合では地元岡山の好敵手(よくやられましたね)と思っています。アウェー戦でお邪魔したニンスタでの水道蛇口で出てきた、オレンジジュースの美味しい味を今でも覚えています。愛媛さんの今季はシーズン終盤は独走状態でしたね。2年でJ2に復帰されたという事ですが、早い方じゃないですか。個人的には(主観なのでお許しください)今治さんよりも愛媛さんに先にJ2に来て欲しかったので本当に良かったと思っています。まずは関連報道から。  

【愛媛FCがJ2昇格とJ3優勝決める】
「愛媛県のチーム同士が激突する「伊予決戦」が11日行われ、愛媛FCがFC今治に1対0で勝ってJ2昇格を決めるとともに、J3での優勝も果たしました。松山市のニンジニアスタジアムで行われたことし2回目の伊予決戦には、愛媛FCとFC今治のサポーターあわせて1万人以上が詰めかけ、選手たちに声援を送りました。
 前半はFC今治が主導権を握り、何度も愛媛FCのゴールに迫りましたが、愛媛FCも守備に人数をかけてゴールを守り、得点を許しませんでした。そして後半4分愛媛FCのエース、松田力選手がクロスボールをヘディングで決めて、愛媛FCが先制しました。昇格への望みをつなぎたいFC今治は、最後はゴールキーパーも前線に上がるなどして積極的にゴールを狙いましたが、得点をあげることができませんでした。結局、愛媛FCが1対0で勝って、J2昇格を決めるとともに、J3での優勝も果たしました。」

出典:NHK

 J3優勝&J2復帰を今治さんとの伊予決戦で決めたというのがいいですね。当ブログも昨季、伊予決戦を2試合リスペクトしていますが、昨季は正直今治さんの方に勢いを感じていて、愛媛さん大丈夫?と思っていましたが、今季は強かったのですね。やはりダービーライバルの存在は大きく、クラブに緊張感と前向きの姿勢を与え続けたのではないでしょうか。愛媛さんは行政も大きく関わる愛媛県の県民クラブなので、今治市もホームタウンエリア(松山市を中心とする全県)に入っており、今治さんのホームタウンとの重複を気にしていましたが、これでカテゴリが一つ上になったので少し活動がしやすくなったのではないでしょうか。という事で順番に情報をリスペクトしていきます。(かなり探しましたが、情報としてはこんな感じです)

【選手を大幅に入れ替えて開幕からフルスロットルを狙う愛媛FC。古巣復帰の曽根田穣がチームに勝利をもたらす】】
「(1年目の成績低迷)その反省を踏まえ、今季は選手を大幅に刷新した。チームを支えていたベテラン勢が多く離れた一方で、20代の選手を多く獲得。曽根田穣や石浦大雅、山口竜弥や深堀隼平など、様々なポジションに野心ある選手を加えた。それを支えるのが経験豊富な選手たちで徳重健太や森脇良太の両ベテランは健在。さらに、松田力や平岡康裕といった実績十分の選手が前と後ろに構えている。昇格を目指すのに十分な戦力はそろったと言っていいだろう。」

出典:DAZN

 今季で選手を大幅に入れ替えたようです。若手主体になったチームを支えたのが森脇選手(昔の浦和時代にやべっちFCでよく見ました)などベテラン勢だったようです。このNHKのコラムにも愛媛さんの広報さんのコメントに「石丸監督中心に、ベテランの森脇選手らが若いこのチームを裏から支えていることなどが復調の要因」とありました。森脇選手(ポジティブエナジャイザーだそうです)といえば「誘ってんじゃん」シリーズですね。YouTubeラジオシートと大活躍です。「F.C.MORIWAKI」なる存在も発見。当ブログでも以前から体張ってるなぁと感心していました。今や愛媛さんの顔となっている森脇選手が頑張ってくれたからこそ、J2復帰が叶ったのかもしれませんね。あと、4年ぶりに、ホーム勝利後の餅まきが復活したそうです。選手達が楽しんで参加してくれた事もいい効果を生み出したのかも。

【上>「ノンストップ」胸に成長】
「3季ぶりのJ2復帰を誓って挑んだ今シーズン。今年1月に発表された新体制には14人の選手が新規加入し、平均年齢は25歳と若返った。そんなチームに、2年目の石丸監督が掲げたのが「ノンストップフットボール」だ。敵陣の深い位置から積極的にボールを奪いに行く戦術「ハイプレス」で相手にプレッシャーをかけ、自陣では全員で体を張ってゴールを守る攻撃的なスタイル。「「ノンストップ」という言葉には、メンタル面で成長し続けるという意味も込められている。ただ、周囲の期待が大きかっただけに、若いチームは開幕戦で並々ならぬプレッシャーを背負ったのかもしれない。」
「チームを勢いづけたのは、ともにルーキーのダブルボランチMF深沢佑太と谷本駿介両選手の存在だ。2人は大阪府出身で、地元の選抜チームで小学生の頃からプレーしてきた仲。8月にレギュラーに定着した中盤コンビは、「あうんの呼吸」で効果的なポジション取りやパス回しを見せ、チームの得点力アップにつながった。チームは首位をひた走り、9月17日の第27節終了時には、2位に勝ち点11もの差をつけた。J3優勝、J2復帰がはっきりと見えたかに思われた。ところが、9月下旬から今季初の連敗を喫し、下位チームにも勝ちきれない試合が続いた。サポーターから「このままでは首位陥落するのではないか」との声が上がるほど、不穏な空気が流れ始めた。」

出典:読売新聞

【<下>「楽しもう」 選手に響く】
「J2昇格とJ3優勝を意識すればするほど勝利から遠ざかり、チームに焦りが出始めているのを人一倍感じている選手がいた。昨季、15年ぶりに愛媛FCに復帰したDF森脇良太選手だ。サンフレッチェ広島や浦和レッズでプレーし、J1やJ2での優勝経験もある元日本代表選手。いつも仲間たちに積極的に声を掛け、チームに一体感をもたらしてきた。
 「優勝したい気持ちはロッカーに置いていこうよ。もう一回サッカーを楽しんで、目の前の相手に集中しよう」。試合前、森脇選手が発した言葉は一人ひとりの心に響いたようだ。GK徳重健太主将も「あの言葉がチーム全体の雰囲気を変えたと感じる」とうなずく。」
 そして今月11日、FC今治とのダービーマッチ「伊予決戦」。勝てばJ2昇格だけでなく、同日の鹿児島ユナイテッドFCの試合結果次第では、J3優勝が決まる大一番だった。
「本当にドラマみたい。最高の舞台でゴールを決めたい」とFW松田力選手。「チーム最多得点を挙げてチームを引っ張る」という宣言通り、スタジアムに駆けつけた観客1万1128人の前で有言実行のシュートを決め、1―0で勝利を収めた。2位の鹿児島ユナイテッドFCは敗れ、念願のJ3優勝を決めた。」

出典:読売新聞

 平均年齢25歳ってかなり若いですね。石丸監督のハイプレスですが、昔から愛媛さんはハイプレス、ポゼッションサッカーというイメージがあり、地元岡山が苦しめられたイメージがあります。J3からチームを率いる石丸監督は、選手OBでそのまま長く愛媛さんのコーチを務めた後に、一度トップチームの監督の後に他2クラブの監督を務め、昨季から監督に就任されてます。愛媛さんを知り尽くしており、J2での監督経験がありますね。
 他のコラムで去年のfootballistaに「クラブ改革のモデルはフライブルク」というのも見かけました。読める方は読んでみてください。ドイツのフライブルクはあのフィンケ監督時代に育成部門の構築とともに、プロヴィンチャからドイツを代表する模範的なクラブに成長したクラブのようです。
 クラブビジョンとして、ボトムアップ型の育成クラブへ新たにシフトしたという事なのでしょうか。「やりくり上手のプロビンチャ」という内容で、「リーグでも最低規模の予算ながら、ここまで降格の憂き目に遭うことなく、J2に留まり続けたことは十分に評価すべき部分。2015年には木山監督(現・岡山監督)のもとで一致団結したチームが、リーグ5位でプレーオフへ進出し、J1の背中まで見えた。見方によってはやりくり上手のプロビンチャと言えるコスパぶりも。愛媛の特徴といえた」とありました。おっと明日、J3優勝記念パレードが開催されるそうです。うらやましいですね。

 あと、ネットを観ていたら、面白いコラムを見つけました。愛媛さんの社長はスポンサーのニンジニアさんの社長ですが、その後継者の話です。現在娘さんが一昨年に愛媛さんの取締役に就いたそうです。コンサルティング会社出身という事で、やり手の経営者のようですね。やはり今季の愛媛さんの躍進について、今治さんの存在が大きかったようです。村上取締役さんについて、また改めてリスペクトしてもいいと思っています。

朝日インタラクティブ「ツギノジダイ」該当コラム②:https://smbiz.asahi.com/article/15070959
  〃                    ①:https://smbiz.asahi.com/article/15070859
J3愛媛関連: / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / /
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