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クラブ経営について100

 リスペクトコラムです。(元記事:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20231022
 現在J2で10位と地元岡山の1つ下につけている群馬さん。昨季までと比べて成績が調子がいいと思いますが、クラブの経営・運営面も調子が上がってきた印象があります。今回温めていた2つの事例でリスペクトしようと、クラブ公式HPを観に行ったところ、他にも好事例がてんこ盛りになってきて、群馬さん「攻めの経営」だなぁと感心してしまいました。まずは少し前に見つけた群馬さんの素晴らしい取り組みを、時系列でリスペクトしたいと思います。

【「ザスパ応援店」募集受付】
「このたび、飲食店をはじめとする商店の皆さま向け応援プラン「ザスパ応援店」の募集・受付を2023シーズンより開始しますので、お知らせいたします。小売店のほか美容院、マッサージ店といった各種サービスを営業されている皆さまもご加入いただけます。
■ザスパ応援店とは
 店舗をあげてザスパクサツ群馬を応援していただくお店の皆さまの総称です。クラブが提供する「ザスパ応援店舗メニュー」にお申し込みいただきますと、基本パッケージとして「ザスパ応援店」オリジナル応援セットを進呈いたします。試合会場での出店権や出店料を含むプランもご用意しております。また「ザスパ応援店」を紹介するWEBページも作成し、ザスパサポーターの皆さまにご紹介いたします。
「ザスパ応援店」の皆さまには店頭や街中をザスパ色に染めていただき、共に地域のさらなる活性化を実現したいと考えております。」

出典:J2群馬公式HP

 まずは以下の内容で基本パッケージがあります。
 応援セット(オリジナルのぼり、オリジナルステッカー、オリジナルポスター)、ザスパグッズ販売権利、ザスパ公式戦出店権利
 そして各プランがあります。
・ライトプラン 50,000円/年 基本パッケージ+応援店紹介WEBページ掲載
・レギュラープラン 100,000円/年 ①+公式SNSで月一告知+オーセンティックユニフォーム1枚
・プレミアプラン 400,000円/年 ②+全選手サイン入りユニフォーム1枚+選手/クラブ肖像権(選手個人へのインセンティブに関しては別途要相談)
他に飲食店専用プランがあります。
#ザスパーイプラン  600,000円/年 ③+公式戦全試合出店権利(出店料込)

 応援店の公式HPを観てみました。飲食店の「ザスパーイ推奨店」は5店舗、「ザスパ応援店」は19店舗でした。募集時期からしたら多く集まったのではないでしょうか。しかも無料登録掲載ではなく、有料なのでやはりよく集まったと思います。当ブログで大昔から取り上げている協賛店(サポートショップ)制度です。第4極の支援者が商店街・商店なので。地域の公共財として連携するのは当たり前だと思っています。今までやった事がないところは正直付加価値が低く、100年続かないかもしれないと思っています。実は群馬さんには別にサポートショップ制度があり、今回の応援店は別のスポンサーの一つという感じですね。どちらにしても川崎のようにサポショを巻き込んで、年間を通して盛り上げられたらベストですね。また、群馬さんでは「ザスパの恩返しプロジェクト」なるプロジェクトを実施されています。

    

【「ザスパの恩返しプロジェクト」のSDGs推進に係る発展・拡大】
「2022シーズンにクラブが立ち上げた地域貢献活動『ザスパの恩返しプロジェクト』を発展・拡大させることで、国連が定める『SDGs』の実現にも取り組んで参ります。本プロジェクトではクラブとして優先すべき5つの目標を選定し、パートナーの皆さまと共に達成に向けたアクションを推進します。
<プロジェクト発展の概要>
 ザスパクサツ群馬は群馬県唯一のプロサッカーチームとして、創立以来サッカーを中心とした地域貢献活動を推進して参りました。20周年の節目の年である2022シーズン、クラブは“ザスパの恩返しプロジェクト”を立ち上げ、ザスパクサツ群馬を日頃から支えて下さっている皆さまへの『恩返し』をテーマとし、“まちづくり”“ひとづくり”“かんけいづくり”の3つをコンセプトに活動して参りました。(ザスパの恩返しプロジェクト発足に関するお知らせはこちら
 この度クラブでは、現代社会が直面する様々な課題の解決、およびそのアプローチとして、このザスパの恩返しプロジェクト”を国連が定める『SDGs』の取り組みと方向性を合わせ、本プロジェクトの発展的拡大を目指します。活動の中でクラブとして優先すべき5つの目標を選定し、そのアクションを推進していきます。
 またプロスポーツクラブが持つ『認知力・注目力・発信力』を活かし、“ザスパの恩返しプロジェクト”を通してザスパクサツ群馬に関わるすべての方、および地域社会へのSDGsの認知を広め、共に社会課題の解決を目指していきます。」

出典:J2群馬公式HP

 今までの3つのコンセプトからSDGsを合わせて、発展的拡大を目指されるとか。SDGsから優先すべき目標は、「③すべての人に健康と福祉を」「④質の高い教育をみんなに」「⑪住み続けられるまちづくりを」「⑫つくる責任 つかう責任」「⑰パートナーシップで目標を達成しよう」の5つ。
 具体的に実施された「恩返し」の取り組みですが、確認してみると、県内の市町村と包括連携協定締結から全市町村無料招待、県内地域イベントへの出展・参加のようです。群馬県全域を盛り上げるための企画の実施としてスタジアムイベントも活発にされています。群馬県産の日本酒の魅力を県内外に発信するキャンペーンとかいいと思います。よそではスタグルのお店に影響があるじゃないかと渋りそうなところが頭に浮かびますが、群馬さんは違いますね。まさに群馬県の公共財。地元行政とも風通しがいい事でしょう。そしてDAOですか。
 

【「Jリーグクラブがつくる地域共創型コミュニティ」ファン・企業・自治体などが参加する『ザスパ共創DAO』をスタート】
「株式会社フィナンシェ(本社 東京都渋谷区 代表取締役 國光 宏尚)のブロックチェーン技術を利用したトークン発行型クラウドファンディング『FiNANCiE』を活用し、新しい地域共創型コミュニティ『ザスパ共創DAO』を発足したことをお知らせします。また、本件に伴い、FiNANCiEにおいてザスパクサツ群馬のトークンの追加発行・販売を8月2日(水)15:00より開始することになりましたので重ねてお知らせいたします。
『ザスパ共創DAO』とは?
『ザスパ共創DAO』は、ザスパクサツ群馬と共に、ビジョンである“地域共創型のサッカークラブで、繋がりと誇りが溢れる群馬へ”に賛同したメンバー皆で意思決定し、プロジェクトを推進していく共創型コミュニティです。
 先日創立20周年の節目を機に発表した、次の20年を見据えてクラブを『オール群馬』の象徴として確立すべくおこなったリブランディングと合わせ、2021年に開始したFiNANCiEのコミュニティも地域共創型コミュニティ『ザスパ共創DAO』へアップデートします。
 DAOをハブとして、ファン・サポーターだけでなく、クラブや群馬に関わる様々なステークホルダーの方々にメンバーになっていただくことで、これまでになかったメンバー同士の横の繋がりや多様なアイデアを生み出し、群馬の活性化に向けた新たな価値を創造してまいります。
トークン販売時期
 2023年8月2日(水)15:00~9月29日(金)21:00 ※予定
 こちらのページよりご購入いただけます。
『共創DAO』プロジェクト内容
 新たに始めるザスパ共創DAOでは下記プロジェクトに取り組む予定です。
 (プロジェクトの数や内容共は運用しながら随時変更していきます)」

  出典:J2群馬公式HP   

 DAOといえば福岡さんですね。群馬さんでも始めますか。DAOで取り組むプロジェクトは次の4つ。①「Road to J1プロジェクト」、②オール群馬プロジェクト、③ザスパンダ育成委員会、④ザスパマーケティングチームです。①はファンディング収益の一部で選手を獲得したり、選手の移籍が発生した際の、移籍金の一部を使ってBuyback(トークン購入)を行っていく新たなトークン循環型モデルを構築するもの。②は群馬に縁のある皆様にもご参加いただきながら、クラブが群馬県全域で愛される存在になるための活動を実施するもの。③はリブランディングに伴い、新たに誕生するマスコットをこれから一緒に育てていくもの。④はDAOメンバーと一緒に、新規ファンの拡大、最終的には正田醤油スタジアム群馬を満員にすることを目指し、様々なマーケティング活動を実施いくもの。
 DAOでファン・サポーターの声がクラブ運営に前向きに反映される事はいい事。距離感が縮まるために、どこかで見かけた「勝ち負けしか興味を持ってもらえない」とは真逆の素晴らしい関係が構築できます。次はリブランディングですね。

【新クラブプロパティ決定】
「先般よりお知らせしておりました2024シーズンより使用いたします新クラブプロパティについて、「エンブレム」「ロゴ」「マスコット」のデザインが決定しましたので、お知らせいたします。」

出典:J2群馬公式HP 

 今回決定した新クラブプロパティは正式には来年1月から使用されるそうです。まずはエンブレム。リバプールにちょっと似た旧エンブレムは長く親しまれてきましたね。世界のデザイントレンドにおける「ミニマル化(シンプル化)」の流れを汲んだデザインであり、Jクラブでもヴェルディさんを筆頭に次々と導入されています。新デザインはアパレル商品にも取り入れられ、販促効果が増して経営的にもいい効果があると思います。
 ロゴはすごいシャープでカッコいいですね。すごいのが同じ内容でオリジナルフォントを設定している点。ユニフォームはリーグ統一になっていますが、それ以外で目にする事でしょう。日本で一つしか無いオリジナルフォント。
 マスコットは結局可愛い系になりましたね。女性にも可愛がってもらえるのでは。イメージは長崎さんのヴィヴィくんですね。ぜひマスコット総選挙で優勝を狙って欲しいところ。ちなみに今まで頑張ってもらった湯友くんはどうなるのかとちょっと思ってしまう。そして、最近はJクラブで農業参入が増えていますが、群馬さんもですね。

【「ザスパファームプロジェクト」実施】
「週末農業スクールを運営する「ハタケアカデミー」様と協同し、クラブ、選手、サポーター、農家が交流しながら農園を共同運営して、季節の野菜を育てる「ザスパファームプロジェクト」を実施することとなりましたので、お知らせいたします。開園にあたり、「ザスパファーマー」を募集いたしますので、サポーターの皆様もぜひご参加ください!
■ザスパファームプロジェクトについて
<概要>
 県内の農地で選手、サポーター、農家が協力し、交流をしながら農園を協同運営するプロジェクトです。月1回程度、農作業をして頂きながら収穫を体験頂きます。(選手は希望選手が不定期に参加いたします。)
<場所>   〒370-3512 高崎市西国分町
<定員>   50名程度
<月額会費> 4,000円(クレジットカードでの決済となります)
<活動期間> 2023.9〜2025.1 ※以降、シーズンに合わせて1年ごとの更新となります。
<特典>
 1.オリジナルTシャツ プレゼント(1枚/人)→これを着て農業体験しましょう!
 2.畑での農業体験(収穫期・月1回)→別途、参加費でご家族・ご友人の参加も可能です!
 3.とれたて野菜のシェア(収穫期・月1回)
 4.ザスパファーマー限定イベントへの参加    ※収穫期は6、7、8、11、12、1月となります
<特別特典>
 地域共創型コミュニティ「ザスパ共創DAO」トークンホルダーの方はさらに下記の特典を受けられます。
 1.選手との交流イベントへの参加
 2.会員費、グッズ等の料金割引
 3.ザスパ共創DAOのトークルームにて、ザスパファーム運営により深く参画
 例・・・作付けしたい野菜、参加してほしい選手・野菜の加工品について、オリジナルグッズのアイテム・デザイン策定、などのアイデアを募集予定です。」

出典:J2群馬公式HP

ザスパファーム会員募集WEBサイト:https://thespafarm.square.site/

 専用サイトを観てみました。「皆さんが育てた野菜を選手が食べることで、『食』の部分でも選手をサポートできます」「選手、ファン、農家が協力して専用農園で野菜を作り、全国のご家庭に向けて新鮮な旬野菜をお届けします!」とありますね。販売もありますが、選手の食事にも供給されるようで、農作業のモチベーションも上がりますね。
 他のクラブは、ニンニクや桃などある程度特定して栽培されていますが。群馬さんでは栽培予定の野菜一例を見ると、四季を通じて日常的な野菜が並んでいました。いいですね。群馬県民だったら申し込んでいたな。

 という事で群馬さんの取り組みでした。さぁ明日からJ2再開。あと4試合。9位の地元岡山と10位の群馬さんはプレーオフ圏内を狙うライバル同士ですね。その勝ち点差も1点か。残り4試合、岡山はどちらかと言えば下位のチームとの対戦ですが、群馬さんは上位勢になるのかな。岡山も群馬さんに抜かれないように頑張らないといけませんね。
J2群馬関連⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20191228
  〃   ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171211    
  〃   ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171113
  〃   ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140427
  〃   ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130413
  〃   ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130207
  〃   ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100311
  〃   ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090520
  〃   ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051022
  〃   ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051020 
#がんばろう日本

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