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【ウラヨミ】クロちゃんは重要なサンプル

攻める、水曜日のダウンタウン

昨年、水曜日のダウンタウンで、クロちゃんを中心とした、テラスハウスをオマージュした恋愛企画「モンスターハウス」が放送され、大きな話題を呼びましたか?(笑)

実際、豊島園の中で檻に入れられてかんしされるという罰ゲームをやりましたが、生放送後、深夜の豊島園を無料開放した所、多くの視聴者が殺到したことで、ちょっとした問題になりました。罰ゲームは中止となり、番組からは騒動への謝罪が行われました。

もちろん、企画やクロちゃんへの賛否両論巻き起こり、クロちゃんのゲスっぷりが際立つ中、そんなゲスなクロちゃんには何をしてもいい、という風潮がありました。と同時に、「そんなクロちゃんのメンタルは鋼」とか、「メンタルモンスター」と賞賛の声も上がりました。

見方は人それぞれだし、表があれば裏もあるものなので、良い悪いは別にして、確かにそうでしょう。あれは誰にでも真似できるものではないですよね(^^;;

クロちゃん新企画始動

そこで、今年も年末に向けて、クロちゃんの新企画が始まりました!
若干ネタバレになりますが、前回が「テラスハウス」だったから、今回は「バチェラー」か?と予想しましたが、その企画は、「MONSTER IDOL」という「アイドル好きのクロちゃんによるアイドルプロデュース選抜」というものでした。

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アイマスクとヘッドホンをされて連れてこられた部屋には、16人のアイドルの卵が集まっていました。黒の指令書に、企画の旨が記されていましたが、全容を把握した瞬間、目の色と顔つきが変わり、一年前の恐怖が蘇ってきました(笑)

しかも、その企画開始当日に、メンバーを半分に減らす、ということになりましたが、クロちゃんのサイコ感は相変わらずで、見事だなぉと逆に感心しました。

クロちゃんに見る、サイコパス性とジョーカーゲーム

好き嫌い、面白いか否かは別にして、クロちゃんは、サイコパスとはどういうものか、ジョーカーゲームとはどういうものか、人の支配欲とその成れの果てを知るには、とてもわかりやすく、他にはない被験体だと言えます。

私は常々、「ジョーカーゲーム」の危険性や特徴について述べています。今話題の『JOKER』も、一種のサイコパスを描いた映画です。クロちゃんにそこまでのサイコパスではなく、カリスマ性もなく、テレビで見られる事もあり、サイコパスとしては小物に分類されると思います。

そして、クロちゃんは自分の欲に忠実で、自分よりも弱い存在である女の子を支配したがる傾向があります。タイプとしては、性犯罪者に多い傾向性を持っていると思いますが、企画を利用し、自分の欲のまま行動できるのは、それを見られてどう思うのか、この先どうなるのかを気にしない所は、まさにサイコパスとしか言いようがありません。

そして、この企画に参加しているアイドル志望の女の子たちも、いかにしてジョーカーゲームに巻き込まれていくのか。「アイドルになりたい」という希望や欲望につけ込まれ、番組やクロちゃんの「ジョーカーゲーム」によっていいように利用されていく所も、滑稽ではありますが、実は私たちと何ら変わらない姿を感じる事ができます。一応言っておきますが、本物の「ジョーカーゲーム」はこんなにわかりやすいものではありません。

ある意味ではありますが、この企画は、人間の世を象徴した企画と言えるかもしれません。ただ、クロちゃんがゲスだとか、キモいとか怖いとかではなく、そんなウラヨミで観てみると、もっと面白く観られると思います。

おそらく、年末にまた何かしらの動きがあるのではないかと思いますが、今後の番組の進行を楽しみに見ていきたいです。安心してサイコパスの特徴を学べるのは、ありがたいですね(笑)

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