久しぶりのルフィ名言の更新となりました(^^;
過去のつながりは、ぜひこちらからご覧くださいません！！

物語と名言

ルフィの懸賞金よりも高い4200万ベリーの敵を倒したMr.3の”キャンドルチャンピオン”がルフィを襲う。その姿についつい「かっこいい」と目を煌めかせてしまうルフィだが、その強さは見せかけではなかった。すでにろう人形になってしまったゾロたちに残された時間は30秒。ウソップ

そこでウソップは、「ろうは火に弱い」ことを見抜くと、ミス・ゴールデンウィークも「うん、ほんとよ」とあっさり認めてしまう。ウソップは”火炎星”を放とうとするが、Mr.5に阻止され、カルーは二人から逃げるように動き回る。そして、Mr.3の燃える髪を捕まえたルフィは、カルーによって油の染みたロープに火を付けるよう指示し、ルフィが引火させる。

熱によってろうが溶けてしまい、Mr.3はその場から逃げ出す。そして、ウソップにとどめを出そうと飛び上がったミス・バレンタインに、爆炎の中からナミとビビが現れ、ウソップを助けるも、

「アッついわねーっ　他にやり方なかったの？」

と文句を言うと、ウソップが返した今回の名セリフ

「ぜいたく言うな。助かっただけありがてェと思え」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　出典　ONE PIECE／尾田栄一郎　集英社

その言葉に、「そうね・・・ありがとっ」と素直に言うナミだった。Mr.5が３人を狙うと、ウソップが”火薬星”を打つ。しかし、火薬が効かないMr.5は”火薬星”を食べてしまうと、ウソップが

「くらいついたな」
「悪ィな。俺はウソつきでね。そりゃ火薬じゃなくて”特製タバスコ星”だ！！！」

とやり返す。怒ったMr.5が"全身起爆"をしようとウソップにしがみつくと、炎の中からゾロが「焼鬼斬り！！！」と炎を纏って現れ、Mr.5を倒してしまう。無事に生き残ったブロギーに対して、

「よォ・・・命あって何よりだ」

と、全員復活する。残る敵は、あと２人。

名言の意味

ルフィとウソップの奇策、カルーの頑張りによって、”キャンドルサービス”を破壊し、無事助け出しました。どんな方法であれ、一度はろう人形になってしまったので、戻れただけでも奇跡です。明石家さんまさんじゃないですが、「生きているだけで丸儲け」です。だからナミも素直にお礼を言いました。「助かっただけでもありがたいと思え」と言うのは、大事な考え方ですよね。助かることが当たり前だと思うのは贅沢なことです。そもそも、誰かに何かをしてもらうということは、何一つ当たり前のことではなく、それ以上を求めることは、ぜいたくなことですよね。

弱いからこそできること

それにしても、30秒しかなく追い込まれた状態で、自らを犠牲にして機転を利かせたウソップは格好いいですね。ウソップ不要論もなくはないですが、実は何度か麦わらの一味は壊滅したりしてるんですよね。まさに、弱いからこそできたことなのかもしれません。ウソップを見ていると、強ければいいのではなく、弱いからこそできることを思い知らされます。

組織やチームの中で、弱い人やできない人がいると思いますが、人にはそれぞれ役割があると思います。言い方が悪いかもしれませんが、足を引っ張る人がいた方が、組織としては奮起させるきっかけになったりもします。『HUNTER×HUNTER』のウヴォーギンが、守る奴（ノブナガ）がいた方が力を発揮すると言われていますが、そういうこともあったりします。できないだけで、否定してしまうのではなく、不要に見えても全体的に見たら必要だと思える役割を発見できたら、その組織も変わるかもしれませんね。