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ルフィ名言Vol.63「立派だった!!!」

物語と名言

バロックワークスの追っ手を撃退したルフィとゾロ。ビビがうっかり口を滑らせてしまい、バロックワークスのボスが七武海の一人、「クロコダイル」だということを知ってしまったことを、アンラッキーズに知られ、早速七武海に狙われてしまう麦わらの一味とビビ。

親衛隊長のイガラムは、王女ビビを麦わらの一味に託し、自らはビビに成りすまして、アンラッキーズにチェックされてしまったルフィ、ゾロ、ナミの三人のダミー人形を持って、自らが囮になる。
アラバスタに向かう為、「永久指針(エターナルポーズ)」をビビから受け取り、アラバスタでの再会を約束し、一人出航する。イガラムを見送り振り返った4人の背中で、大爆発が起こり、船が炎上していた。既に追手が回っていたのだった。

呆然とするビビ。ルフィはイガラムに向けて贈った言葉が今回の名セリフ。

「立派だった!!!!」                  出典 ONE PIECE/尾田栄一郎 集英社

ナミは呆然とするビビを連れて行こうとビビの顔を見ると、唇を噛み締め血を流し、悲しみに耐えていた。
ナミはビビを抱きしめ、

「大丈夫!!!あんたをちゃんと・・・アラバスタ王国へ送り届ける!!!」
「あいつら、たった4人でね・・・!!”イーストブルー”を救ったの!!」
「”七武海”なんて目じゃないわ!!!」

と強く励ますのだった。

名言の意味

ルフィは、楽観的な希望ではなく、いち早く現実を受け入れました。一人囮として出航した男の覚悟を、何よりも大事にしていた。だからこその、このセリフなんだなと思います。そこで、後悔したり、止めれば良かったと思うことは、それは無粋なのです。そして、ビビも共に国の危機を防ぐ為にバロックワークスに潜入した親衛隊長が犠牲になったことを、嘆くことなく、涙も見せることなく、唇を噛み締めて現実を受け入れました。その姿に「この娘、強い・・・!!!」と感じたのです。

イガラム犠牲になったことで、麦わらの一味の船は守られたのかもしれません。それにしても、やられ要因の逆キャラのようだった二人が嘘のように格好良く描かれていて、ビビなんかは「めまーいダンス」は黒歴史と言われていますが、そういった笑い要素も、二人の格好よさを際立たせる為のものだったのかもしれませんね。

真面目と不真面目の共存

一見格好悪く見えても、そういう人が見せる覚悟や本気は、とても格好良いものがあります。むしろ、いつも飄々としているキャラのマジモードは格好いいですよね。そういうキャラを使って、肚を括る、覚悟を決めることの意味や格好良さを表現しているのかもしれませんね。相反する「真面目と不真面目」を併せ持って共存させることが、より魅力を引き立てるポイントでしょうね。

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