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純烈メンバー友井雄亮の件で見えてくる人生の真実

先日からワイドショーを賑わせていた、昨年の紅白にも出場した「純烈」のメンバー友井雄亮による、過去のDVや多額の借金使い込みの発覚により、本日謝罪会見を行い、純烈の脱退と芸能界引退が語られました。

元々純烈に興味はなく、事件内容も大して詳しくもないのですが、ちょっと昨年の元TOKIOメンバーの事件にも通じるものがありますよね。

やっちまったことは取り返しがつくものではないし、消えるわけでもありません。

今回のことで感じる問題点は2つあります。

一つは、過去に刑事事件になるようなことをしておいて、特に何の制裁も受けずに芸能界というメディアの仕事をしていたこと。それが、紅白に出場するほどの活躍をしていながら、本人も語っていましたが、心の内には「バレたらどうしよう」「公になったらどうしようもない」と思っていたそうです。そういう思いがありながら、メディアで堂々と歌って踊れていたことは、元TOKIOメンバーにも言えることですが、どんな神経をしてるんだろう、と思われてしまいますよね。

とは言っても、誰しも大なり小なり、人には言えないことを抱えて生きていると思います。法律で裁けないからって、悪いことじゃないとは限りません。ただ、今回の場合は、度を超えているので、こうなることは仕方ないと思います。

もう一つは、「なぜ今発覚したか」ということ。
こちらの方が、重要です。というのも、昨年はその活躍が注目され、紅白に出場するほどにまでなりました。いちアーティストとしては、大成功ですよね。しかし、大成功してしまったから、今回のことが発覚してしまったとも言えます。その背景には色々あると思いますが、芸能人や有名人というのは、「有名税」があると言われていますが、有名になり、成功してしまったからこそ、過去を掘り起こされ事件が発覚し、今回の転落に至ったのです。

そう考えると、下手に成功なんてするもんじゃないですよね(^^;

必ずしも、成功することはいいことばかりではないということです。

今回のことを別の視点で捉えるならば、「起こるべくして起こった」ということです。私はここ一年半、じっくりと神アニメを研究していますが、物語は「スタートからゴールに進んでいくものではない」ということが言えます。見る順番としては、当然スタートから見ますが、物語を作るのは、先にゴールを決めてから作ります。つまり、友井雄亮さんにとって、ある種この先にあるゴールに至るために、過去の過ちがあり、昨年の活躍を経て、今回の発覚があったのだと思います。彼の人生にとって、過去の事件は向き合わなければいけないことであり、向き合わずに生きてきたから、叩き落とされるための活躍と転落が起きたのだと、メタ的には捉えております。

ある意味では、彼の人生は「神アニメ」になる可能性を十分に秘めています。人生のどこを切り取るかにもよりますが、「神アニメ」には、一瞬でも鬱になるような、クソのような展開もあります。それを乗り越えた先に、人生を変えるほどの感動があるのです。それが彼の場合、どういうものかわかりませんが、神のような視点で彼の人生を見たときに、もしかしたら、そんな感動がこの先待っているかもしれません。

人生には、向き合わなければならないことがあり、そう出ないものは、何も起きずにスルーされるのですが、向き合うべき問題は、逃げてはくれません。逃げるは恥でも、更に大きくなって後から回り込んでくるのです。

きっと、今まで何度も向き合うきっかけはあったと思います。しかし、目を逸らし逃げてきた結果、向き合わざるを得ない為に、紅白出場までアゲられて、落とされたのです。

今回のことから、もし自分の内に向き合うべき問題や過去の罪などがあったとしたら、「成功」だと思えることは、この後に来るサゲへのアゲかもしれません。そんな風に我が身を振り返ってみるいい機会かもしれませんね。

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