スクリーンショット_2019-02-27_17

コードギアス名言Vol.9「お前がいなければ!お前がいるから!」

物語と名言

三度合間見えるゼロとコーネリア。その作戦に参加していたスザクが、ゼロの邪魔をする。お互い正体を知ら図、戦いの中でぶつかっている。カレンはコーネリアと戦い、ゼロはスザクと戦わなくてはならず、圧倒的不利だった。その戦いの最中、お互いに掛け合った言葉が、今回の名セリフ。

「お前がいなければ!」「お前がいるから!」

ゼロはスザクにやられ脱出を余儀なくされる。スザクはゼロに対し、

「ゼロ、これも一つの”結果”だ」

と投げかける。

ゼロとスザクの直接対決。
いつもゼロの計画の邪魔をするスザク。ゼロにとっては「お前がいなければ!」と、自分の邪魔になっていた。そして、スザクにとっては、平和な世界を目指したいのに「お前がいるから!」無駄な争いが生まれると、対比しています。
何よりも結果を求め、結果を出すことを最重要にしているゼロ。過程にこだわり、間違った方法で得られた結果に意味はないと考えているスザク。この二人の考え方は混じり合うことはありませんが、後々の変化というのも、面白いものがあります。

名言の意味

今回は、二人の会話がニコイチで名言となりましたが、中々奥深いものがあるのではないかと思います。
「お前がいるから」という言葉も、「お前がいなければ」という言葉も、言い方の違いで思いは同じです。それは、「人のせい」にしているということ。ついつい、人のせいにすることはありますよね。遅刻した時、「電車が遅れたから」「渋滞していたから」と、私もちょいちょい使ってしまいますが(笑)、やはりそれは言い訳です。根本的な解決にはなりません。

よくあるのは、会社や学校などでの人間関係です。「あいつのせいで失敗した」とか、「あいつがいるから嫌だ」とか思ってしまうことはありますよね。それを嘆くよりも、その状態や事実を受け入れないと、何も変わらないし、何の意味もありません。どうしようもないこともあるかもしれませんが、現状を受け入れない限り、正体を知らないとは言え、実は同じ目的である親友同士が戦い、殺し合うことにはならないはずです。

名言にある本質をウラヨミ

自分の中に、「お前がいなければ!お前がいるから!」という人のせいにしてしまう思いがないか問いかけてみて、もしそんな思いがあるとしたら、そう思ってしまう相手にはそう思ってしまう存在意義があり、自分はなぜそう思ってしまうのかという、自分の心と向き合き合う事が必要なのではないでしょうか?嫌いなままでも、理解できなくてもいい。それはそれで、自分にとっての存在意義があるはずです。その本質を認めて受け入れられた時に、「あなたのおかげで」という思いに変わっていくのかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?