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ルフィ名言特別編(Vol.55)「男が男に夢を託して何が悪い!!!(いっぽんマツ)」

誰!?という今回の名言ですが、私も今回の名言を調べて知りました(笑)正確には覚えようともしていませんでした(笑)今回は、私が当時ゾロを一番好きになったシーンで、取り上げたかった名シーンなのですが、名言としては、こちらの方がいいなと思い、ゾロがローグタウンで刀を買いに行ったお店の店主いっぽんマツの名言をお送りします。

物語と名言

アーロンを倒した後に向かった麦わらの一味は、イーストブルーで一番近い町”ローグタウン”に到着した。
”ローグタウン”は、海賊王ゴールド・ロジャーが処刑された場所であり、大航海時代が幕開けた場所でもあった。ルフィは処刑台へ、サンジは食料調達へ、ナミは洋服を買いに、ウソップは材料集めに、そしてゾロは失った2本の刀を調達に武器屋へとそれぞれ向かった。

店主のいっぽんマツは、ゾロの所持金が10万ベリーだと聞くと態度を変え、素人だと相手にしない。しかし、ゾロが唯一持つ刀を目につけ、買い取ろうとするがゾロにその気はなく、そこに、刀を持つ海兵たしぎが現れ、ゾロが親友の”くいな”から預かった刀が大業物21工の”和道一文字”だと明かされる。店主に激ギレされるたしぎだったが、ゾロは知らん顔で安物の刀を物色する。ゾロの正体を知らないたしぎは、自身の正義をゾロに語りながら、刀探しを手伝うと、”三代鬼徹”という妖刀を発見する。”業物50工”に分類され、刀を手に取ったゾロは、妖刀だと見抜くが、”鬼徹”の代々所持者は誰もが悲運の死を遂げた、流石に売らねェというが、ゾロは刀が気に入り、

「おれの”運”と三代鬼徹の”呪い”・・・どっちが強ェか試してみようか・・・」                  出典 ONE PIECE/尾田栄一郎 集英社

と刀を振り上げ、左腕を差し出す。

焦る店主とたしぎだったが、刀はスルッとゾロの腕をすり抜け、床に深く静かに突き刺さり、ゾロの名言。

「もらってく」                  出典 ONE PIECE/尾田栄一郎 集英社

腰を抜かした店主とたしぎだったが、その男気に惚れたいっぽんマツは、店でも最高の刀良業物”雪走”をゾロに差し出す。

「金はいい!!!もらってやってくれ!!!」
「もちろん鬼徹の代金もいらねェ。さっきはダマそうとしてすまなかった。久しぶりにいい剣士の目を見た。刀は持ち主を選ぶという。お前さんの幸運を祈る!!!」

と見送ると、刀が3本揃ったゾロは満足げに去る。

店では、たしぎは腰を抜かしたままで、店主の奥さんが

「おやおや、ドケチのあんたが家宝まであげちまうはね」

というと、「女はすっコンでろっ!!!」というと、いっぽんマツの名セリフ。

「男が男に夢を託して何が悪い!!!」                  出典 ONE PIECE/尾田栄一郎 集英社

呆れながらも奥さんは「・・・さっさと風呂掃除しちまいなよ!!」と言うと、

「はいっ!!!」

と真顔で答えるいっぽんマツだった。

名セリフの意味

誰しもが夢を叶えられるわけではありません。やりたくてもやれないことはあります。例えば、誰もがプロサッカー選手になれるわけではありません。しかし、自分の夢の代わりに夢を叶えた人がいて、その人に惚れたなれば、夢を託して応援したくなりますよね。サポーターやファンは、まさにそういう存在だと思いますが、サポーターやファンのおかげで、プレーもできるというものです。

そういう意味では、いっぽんマツという人は、ただ刀を渡すだけでなく、家宝まで渡してしまうほどゾロに惚れました。もはやパトロンに近いとも言えますね。自分の夢を叶えることも大事なことですが、全ての夢を叶えられるわけではないので、夢を託せる人と出会えることも、大事なことですね。

ゾロの三大名シーン

私がゾロを好きになったのがまさにこのシーンで、ワンピースの中でも三大ゾロかっこえーシーンの一つです。
ゾロはまさに”男気”というものを表現しているキャラだと思いますが、自らの”運”と刀の”呪い”を、左腕を賭けて試しました。その結果、ゾロの”運”が勝るわけですが、その勝負の結果、お店の家宝でもある刀を貰うことができ、サポーターにしてパトロンを得たわけです。
ゾロの悪名が高くなれば高くなるほど、いっぽんマツは、鼻高々に自慢するのでしょう。

「こいつはウチに来て、こんなことをやってのけたんだ!オレはこいつに2本刀をくれてやったんだぞ!3本のうち2本はウチの刀だ!さぁさぁ買ってってくれィ!!」

なんて言って、手配書をポスターのようして店に貼り、自慢しながら商売するのでしょう。

ルフィに夢を託したガイモン、ゾロに夢を託したいっぽんマツ。こういった出会いも、人生の醍醐味なのかもしれませんね。

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