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大自然に触れる事で人間に戻れる

大自然に触れる事で人間に戻れる

意味:忙しない生活に浸かっていると、人間は機械化していってしまう。自然と触れ合う事で、人間に戻れるという意味。

対義:仕事ばかりしていると、人間は機械化していく

(例)いやぁ、毎日仕事が忙しくて、何の為に生きているかわからなかなってくるけど、休みを取って旅行に行って自然と触れ合ったら、生きてるって実感したんだよね。まさに「大自然に触れる事で人間に戻れる」ってことだね。


「宮古島旅行記」はひとまず終わりましたが、今回はスピンオフのような創作ことわざです(笑)

都会で生活していたり、忙しい現代人にとっては、大自然に触れることは少ないのではないかと思います。仕事に追われ、心のゆとりがなくなっていくと、殺伐としてくるのではないでしょうか?

例えば、都会と田舎の自殺者数は、圧倒的に都会の方が多いです。人口が少ない分、自殺率は田舎の方が多いようですが、仕事に追われ、休みも少なく働き、人間関係のトラブルが多い現代においては、自然の少ない都会の方が、息苦しいのではないかと思います。
自殺まではいかなくても、うつ病や精神病になる人数は、さらに差は大きいでしょう。

田舎は田舎で、しきたりに馴染めなければ住みにくいかもしれませんが、スローライフというように、ゆったり時間を過ごすことができ、定年を迎えた人が田舎に帰ったり、移住する人が多いのも頷けます。私の父も、熊本から名古屋に出てきて、定年後、熊本に帰りました。

その後、残念ながら長生きはできませんでしたが、名古屋で忙しく過ごしていた時よりも、畑で野菜を作ったり、船の免許を取って船に乗れるような生活ができたのは、父にとっては幸せだったんじゃないかなと思います。

現代社会の落とし穴

都会とまでいかなくても、現代の社会は、仕事をしてお金を稼がなければ生きてはいけません。実は、これは狙いだと思うんですよ。
経済や社会を支えるほとんどは「労働者」です。そういう人がいるから、社会は成り立っています。皆がお金持ちになって、自由を手に入れたら、労働する人がいなくなり、社会が成り立たなくなってしまいます。

特に、労働にはマンパワーが必要なので、一定数を確保する必要があります。その為には、労働をしてお金を稼がないと生きていけない社会というシステムにするのが、とても都合が良いのではないか?そんな風に感じます。

仮にそうだとして、そのシステムを破壊して新たなシステムを構築するのは不可能に近くて、システムを再構築できたとしても、一時的な混乱が巻き起こり、その波に乗れない人は波に飲まれてしまうでしょう。

「長い目で見れば、一時的な犠牲は仕方ない」

ドラマや政治の世界ではよく言われることかもしれませんが、そういった革命は、いざそうなるととても大変です。
大抵の場合は、革命が起こる前に、既得権益に潰されるか消されるでしょう。もしくは、戦争になる可能性もあります。

社会や政治に不満がある人は多いと思いますが、実際そのものを変えることは、簡単ではないし、結果的に不幸になる人を増やす可能性もあります。

なので、革命を起こすものは革命によって去るという創作ことわざを配信しましたが、革命を起こして英雄になったとしても、坂本龍馬のように暗殺されたり、石像や銅像になる活躍をしても、壊され倒されたりしたりします。ヒトラーやスターリンだって、一時的には国を救い英雄になりました。その最期は、悲惨なものでした。でも、国を立て直して救ったのもまた事実です。

ちょっと話が大きく逸れましたが(笑)、現状のシステムそのものを変えるのは難しい。ならどうするか?現状を受け止めて、いかに上手く乗り切るか、ということの方が大事なのではないかと思います。

その為に、体と心と神経をすり減らして自分を殺すように働くよりも、大自然に触れて、人間よりも長生きをして、雄大で力強い、命というエネルギーの塊である大自然と触れ合うことは、都会の喧騒を浄化し、擦り切れた心を癒してくれます。

大自然は命の恵み

今回、宮古島旅行に行ったことで、シュノーケリングして海を泳ぎ、サンゴの命の音を聴き、その鼓動を全身で感じ、目の前を沢山の綺麗な魚が泳ぐ。私はそこまで精神をすり減らしている訳ではないと思いますが、それだけでも、人生観が変わる感動を味わいました。きっと、仕事に疲れ、生きることに疲れ、人生が嫌になっている人だったら、本当に人生が救われるのではないかと思います。

サンゴの命の音と、海を泳いで不自由な状況になることで、逆に生きていることを実感しました。私の場合、海という大自然に触れたことで、ずっと泳いでいられるほどエネルギーが満ち溢れ、心は打ち震えました。

人間も大自然の一部

大自然にはそれだけのエネルギーがあるんだと思います。経験したことがある人ならわかると思いますが、一度ハマったら、簡単には抜け出せません(笑)
ある意味、麻薬のようなものかもしれませんが、危険がないどころかこれほど無害な麻薬はありません(笑)
登山家の人が、なぜ大変で命の危険があっても登山を止めないのか。

「そこに山があるから」

という名言がありますが、その意味が、今なら少しはわかります。
大自然に触れて、ある種の命の危機に瀕することで、生きることを実感するんだと思います。

私は自分でも驚くほど海派なんだと実感しましたが(笑)、海でも山でも、大自然に触れることで、何らかの変化があるのではないかと思います。なぜもっと早く宮古島に行かなかったのか?と思うこともありますが、今の自分だから、それを実感できるようになったんだとも思います。

もし、仕事に疲れ、生きることに悩んでいるのなら、とにかく何も考えずに、海でも山でも大自然に触れてください。機械のように働いて、カチカチになった体や心をほぐして、人間に戻してくれると思います。なぜなら、人間も大自然の一部だからです。エネルギーや命の巡りの一部だからです。

もし、旅行に行けるだけのお金があっても時間がないのなら、仕事を辞めてでも、大自然な触れて頂きたいです。時間があってお金がないのなら、貧乏旅行でも良いから、1日だけでもいいから、大自然に触れてボケーっとしてみてはどうかと思います。

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