物語と名言

トウキョウ租界に迫るゼロが、「０時まで待つ」と宣戦布告していた裏で、ゼロにやられ、恨みを持ったジェレミアが、「コードＲ」という計画の元、改造されて目覚めた。

「コードＲ」とは、ルルーシュに殺されたクロヴィスが研究していた、C.C.を人工的に作り上げる計画だった。目が覚めて「コードＲ」の全容を知り、自分を実験体にしたことを知ったオレンジの、今回の名セリフ。

「理解は幸せ。
　私を実験体にして再現しようとしましたですね。」

体の一部を機械化されてしまったオレンジは、言語中枢がおかしくなり、言葉遣いがおかしくなっていた。そんな時、ゼロの宣戦布告の音声が聞こえてくる。ゼロの声を聞いたオレンジは、「ゼ、ゼロ・・・」と言いながら頭痛でうずくまってしまう。

そして、租界の管制室にいる人員に対し、「軍門に下れ」というあらかじめ仕掛けておいだギアスによって、０時丁度に租界の外縁部を崩落させ、コーネリア軍の大半を一気に始末してしまい、文字通り開戦の火蓋が切って落とされた。

名言の意味

「コードＲ計画」によって、肉体の一部が機械化してしまったことで、一部幼児化してしまったオレンジ。目覚めた時も「おはようございました」と言いながらで、ファンの間でもブームになる程話題になりました。そして、幼児化したからこそ、「理解は幸せ」と何気ない一言をを言いましたが、だからこその真理を突いた目歪んだと感じています。

オレンジは、作品の中で遊ばれているキャラの一人ですが、そういうキャラこそ、意外と確信を突くセリフがあったりします。他に遊ばれているキャラは玉城真一郎がいますが、バカで遊ばれているようで、一番素直で人間らしい姿を見せてくれています。果たして、玉城の名言が入ってくるかはわかりませんが（笑）、もし拾えたらこの先に出てくるかもしれません（笑）

人間の知的欲求が幸せの鍵

改めて、理解は幸せだと思いますか？一昔、「トリビアの泉」がありましたが、「知識を得る」ということに、人間は喜びを感じるものです。押し付けられて教えられたことは、あまり覚えていないものですが、知りたくて自分で調べたり、理解できたことは、忘れなかったりします。それは、理解できたことに幸せを感じるからでしょう。
そして、人は質問をされたら答えようとしたり、クイズを出されたら解こうという性質がありますが、それは、答えを求めるという本能にも似た欲求があるからで、自然にそうしてしまうと思います。

幸せになりたいと思うなら、今自分が知りたいこと、わかりたいけどわからないことを理解することが、一つの道なのかもしれません。とは言え、答えは一つではないですが、理解することに目を向ければ、いくらでも幸せが隠れているのかもしれません。