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限界

ある日、ミミとピィエロ〜の関係は突然にも
愛と選択の断絶に至りました。



 ピィエロ〜は過酷な修行を経て、sunsunランド(太陽の国)を救う使命を胸に秘めていました。
彼の話す内容はいつも変わらず、その決意は強固でしたがミミの不安や寂しさは、ピィエロ〜にとって大きな負担でした。

彼女は彼の計画を邪魔し、状況が変わるたびに
彼を困らせました。
感情の起伏が激しくわがままに育ったミミは結果としてピィエロ〜を支配していました。



ピィエロ〜は耐え忍び、愛想を尽かすことなく彼女に寄り添いました。

我慢に我慢を重ねてミミに一つ一つ事ある事に
安心を与えようと説明しました。



ピィエロ〜『僕らは必ず豊かに幸福になる。このsunsunランド(太陽の国)を救い出し社会的意義のある事をするんだ。』

sunsunランド(太陽の国)がゾンビ化している事に気付いていないミミ、そしてピィエロ〜の説明の意図がミミにはイマイチ伝わっていなかったのかもしれませんが、ピィエロ〜の話す内容はいつも変わっていませんでした。

そしてついにピィエロ〜に限界が訪れてしまいました。



ピィエロ〜はミミに向き合いました。
「君との関係はもう続けられない。君の幸せを願っているけれど、僕たちの未来は別々の道を歩むことだ。」
彼は決意を固め、ミミとは別れ遠くの海を渡りました。

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