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ステイホームで親子喧嘩


金牛宮 昴こと椎名 藍は
自宅のベランダで日光を浴びながら
ヨガをやってみた。

彼女は現在休業の道を選んだ。
常連客も色々大変なようだし、
自宅で過ごしている。

彼女は横浜市西区戸部にある分譲マンションに母親と二人で暮らしている。

母親は整形外科医で
経営している病院にいてほとんど帰ってこない。
実質一人暮らしのようなモノだ。

しかし、珍しくだが、その母親が
帰ってきた…

「あれ…久しぶりね。仕事は?」
確かに何ヶ月ぶりに顔を合わせただろうか。
「休業中」
「ええ、星岡さんやってるわよ
メルマガきたもの…」
「もう辞めたよ」
「ああそうだっけ?今何してんの
アンタ❓ぷー子?」
「ソープ嬢」
「フーン、ソープ嬢ね…」


「ソープ嬢‼️アンタバカァ!」
「うるせぇな。ぷー子の方がよかったか」
「ちょっと聞いてないわよ!
まずなんで星岡さん辞めたの?確かに
去年あたりからアンタの姿見てないけど」

「去年どころか3年前に辞めてるから、
そっからずっとソープ嬢やってるけど」

「だからなんで辞めたの!小学校もまともに行ってないアンタをあんなに親身になって面倒みてくれたのに!」
「色々あったんだよ。不義理はしてない」
「色々って何❓、あぁ、このくそ忙しい時に
アンタは、ホント父親に似て…」

また始まった…無視無視…
「ちょっとお茶淹れるから🫖1から話しなさいまったくもう」

あーめんどくせ🙄

久々の母親の淹れたダージリンティーは
うん、美味いな😋
「それで、なにがあったの?」
「うーん、あの弟子知ってる❓」
「ああ団君❓去年上大岡の支店に行ったわよ。
美味しかったし、彼、イケメンよね!
爽やか系だし、あれは流行るわよ」
「あいつと揉めた」
「は?え、もしかして付き合ってたの?」
「気持ち悪いこと言うなよ!誰があんな変態野郎と付き合うか‼️」
「なんで変態野郎って知ってんのよ?」
「はぁ、葉月が酷い目にあってたんだよ
だからアイツと一緒にソープ嬢になった…
そっちの方がマシだった。」

「ハヅキって星岡さんの所のお嬢さん❓
ちょっと待って‼️あのかわいい娘よね
あの娘もソ、ソープ嬢になってんの‼️」
「葉月はあの変態野郎と結婚させられようと
してた。だから助けた。以上です」
「いや、ええと、まず無理矢理結婚することになってたの?あの娘、確かまだ19ぐらいよね?」
「今年新成人…」
「ええとソープ嬢って大丈夫なの❓」
「川﨑なら18からオッケーです」
「ああそうなの。そのもう一度聞くわ
無理矢理結婚って話しだったの」
「いや、恋愛結婚だよ。葉月も最初は
惚れてたからね。あたしは大反対したんだけど」
「彼、そんなにまずい人物なの」
「ラーメン屋としてはいいんじゃないの?
男としてはゴミ屑のクソヤローだけど」
「なに、モラハラ気質とか❓」
「ハラのフルコースだよ!とにかくクズ‼️
あと結婚を後押ししたデブ姉貴もな」
「弥生ちゃんのこと❓いやいや、
そのご主人のご見解は❓結婚に賛成だったの❓」
「はっあのオヤジはラーメン作ることしか
興味ねぇよ。娘がなにしてようが
関心ゼロだから」
「関心ゼロなんて、親よぉ」

「アンタが言えたことか?早くその似ている父親連れてこいよ!あたしはもう24ですよ」
「いや、あのね色々あってね」
「けっどうせ妻子持ちのクズだろ…
唾かけてやりたいから、コロナ終わったら
連れてこいよ!以上‼️」

ハラワタが煮えくり返ってきたので
散歩に出かけた。

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お値段張りますが、満足できる出来栄えです。 単発売りはしておりません。

2021夏、日本はデルタ株の脅威が訪れる。 そのなかで団 勇もまた、感染する… ついに麗菜と昴は 自らの運命と戦う決心をする… 様々な三角…

ホントにありがとうございます😭 さらによい作品を作り還元していきたいと思います♪