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ニャードルの決断


「にゃー」
「にゃーニャー」
議論になっていない国会…

誰も補修をしないので崩れた橋…

ニンゲン保護法が制定され、
ニンゲンも働かず、猫族のペットとして
扱われている。
「チンチンニャー」
ニンゲンのオスがペニスを勃起させ
発情して、ニンゲンのメスに飛びかかる。
メスはたいてい拒絶する…

猫族のオスのペニスの方がいいと
調教されているのである…

これが猫族の社会の現在である。
ニンゲンの猿真似、いや
もっとひどい有様である…

ほとんどが真面目に働かず、政府から配給されるお魚の缶詰で満足している。
最低限の労働はロボットへのおおまかな指示
とメンテナンスである。

そのお魚もロボットたちがテキトーに
乱獲しているから、年々漁獲量が減っている。
もしかしたら、絶滅してしまった種もあるかもしれない…

調査なんかしてないから誰もわからないし
そもそも興味がない。

ニャードル自身、軍政には秀でていたが
内政はサッパリであった。
文官たちに任せて、
チャトラガーとクローンの研究ばかり
していた…

ニンゲンって、すごかったんだにゃ〜
大したことないって思ってたにゃ

チャトラガーに頼み、アンチコロナ爆弾ヲ
作ってもらった。
これで猫族はただの猫に戻るはずにゃ

ニンゲンからの復讐ヲウケるだろう。
仕方ないにゃ。
我々はやり過ぎたにゃ。

地球は静かにゃ。
地震や異常気象も減り、
もしかしたら猫族の功績なのかもしれにゃいが
調査しないからわかんないにゃ。

麗菜は結局、衰弱してしまって、
もうチャトラガーもお手上げにゃ

麗菜ヲ救ってほしいにゃ。
ニャードルはそう願い、アンチコロナ爆弾ヲ
発射した。


「やはり猫族ではダメだったか」
「次は犬族にやらせましょう!
彼らは働きものです」
「うーむ🤔、彼らに託すか」
「地球環境は整いました。
今こそこの大地に優秀な生物たちの
楽園を作りましょう!」
「人間にもう一度チャンスを与えてみないか」

「ダメです。アイツらはカスですゴミです
史上最低の失敗作です」
「だが、ニャードルはなぜ人間のメスに
固執したのかな」
「サッパリわかりません。彼は野良猫時代に
ひどい仕打ちを受けているはずなのですが…」

「あの麗菜というメスは?」

「調べたのですが不明な点が」
「なんだい」
「本人はクォーターという認識でしたが
その母方の祖父にあたるロシア人の正体が不明です」
「我々でもわからないと」
「ありえませんが…」
「やはり我々はまだ地球を完全に解明できてないようだね」
「あんな下等種どもが生意気な」

「こちら第32銀河調査団だ。引き続き、
地球に干渉していく。ああ本国に貢ぎものとして、地球産の猫を送る」

「とても愛らしいわ‼️地球産の最高傑作ね😆」

「了解した。では干渉を続ける。
地球民族が思い上がって宇宙に進出しないよう
我々が調整を施さねば、上位種たる我々の責務だ」

ホントにありがとうございます😭 さらによい作品を作り還元していきたいと思います♪