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息子が不登校になって分かったこと!

【その2】

 私の息子が、学校に行けなくなったのは
小学校6年生の時でした。
その時はたまに休んで「家にいても退屈〜!」
と、話していました。

 私は「ほら、ろくでもない(失礼!)学校かもしれんけど、家に居っても暇やろ!」と話したものでした。

 それからもポツポツ休んでいましたが、
まあ目立たずにいましたから
そのままにしていました。

 その後中学校へ進学。と同時に「剣道部」に入部。
運動部なんて大の苦手だったはずなのに
友達につられたのか?

まあそれも、見守ることにしました。

 さすがに帰宅しても食事が出来ず
ジュースを飲んで寝る毎日でした。

 それでだんだん具合が悪くなり
メンタルも落ちてしまったところで
2年生に進級すると、担任であり、
部活の先生であったF先生が転出。

 代わりに来られたA先生は
全く対照的な先生でした。

 そして息子は不登校になり
家にいる日が続きました。
何とか保健室登校は出来ましたが
数時間過ごし、帰宅する感じでした。

 夏になると保健室の先生から
「不登校の生徒のためのキャンプ」などのお知らせを
もらって息子に勧めましたが

 「そんな暗い人間の集まりにはいきたくない!」
と言っていました。

 『あんたも同じじゃん!』と内心思いましたが
無理やり連れて行くわけにもいかず

 「そういう会に行けば、色んな考えの子がいて、
友達が出来るかもよ~。」
と話してみましたが、

息子は行こうとしませんでした。

 そんな中、学校で無料のカウンセリングを
保健室の先生から勧められ
母親の私が、週に1回通うことになりました。

 その頃の私は、学童クラブに勤めており
空いた時間に公民館、小学校の読み聞かせ、
町の子育て支援センターの講師や
社会教育委員‥‥と、忙しく過ごしていました。

 毎回カウンセラーさんに、まず自分の1週間の
活動を話して、家での息子の様子、家族とのかかわり‥‥
などを話していました。

 ある日のカウンセリングで私は、姑と主人について
各々の批判をカウンセラーさんに長々と喋りました。

 「2人の息子へのかかわり方が間違っている」ということを
私はカウンセラーさんに、ぶつけたのだと思います。

 ひとしきり私が喋ったことを、メモを取りながら聞き終えて
カウンセラーさんが私に放った言葉が衝撃でした‼

 「いったい、お母さんはおばあちゃんと、お父さんに
どうして欲しかったのですか?!」

ーーー私のココロに、その言葉はグサグサ刺さりましたーーー

 私はずっと2人に対する不平不満ばかり
言っていたと思います。

 しかし、その一言で我に返りました!!!

 そして私も含めた大人3人の人生を
生い立ちから振り返ってみました。

 そしてそれぞれが、歩んできた道が交わったところに
息子が今、立っていることを想像する事が出来たのです。

 じゃあこれから、この先どうしたらいいのか考えよう!

 「姑がどうの」「主人がどうの」‥‥と言う前に
自分は母親として、どうするべきなのか?

何を息子にしてやれるのだろう?

息子が少しでも生きやすくするにはどうすればいいのか?

 それが私のやるべきことであり、周りは関係ない!
‥‥と確信しました。

「自分が変われば人が変わる!」

「他人と過去は変えられないけど、自分と未来は変えられる!」

そういうことを、私は息子の不登校で教えられました‥‥。


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