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プレゼン

昨夜遅く帰って来て今日は税理士のヨシダさんとこ行って島根県はヨシダ君推しなんよとお土産渡すと『砂丘?』って言われました(笑)

今回は色んなとこに行ってプレゼンしてたのですがスギコさんが頑張ってくれました。ボクは彼女は実は営業の適正があるんだよなと前から思っていたので任せて説明させてました。
説明が終わった後は廃人みたいになってて笑えますが彼女の説明で非常に納得させられる事が1つありました。

現在、授精証明書は地域にもよりますが4~5回目位の授精までは同じ証明書に書きたす方式になっていると思います。
皆さんもそういう書式の県の授精師さんだとそういう指導を受けると思います。

私達のお客様も諦めて手書きとくろくまくんの入力の二本立てみたいな事をされている方もいます。

そうなっているから!って思考停止された言葉をボクは何度も聞きました。
言われた事に逆らわずにハイと言っていれば穏便に済む話しです。
ボクも何でも噛みつくような野良犬ではありませんがお地蔵さんでもありません。次の世代の牛飼いさんが仕事をやりやすく生産性を上げる事が出来るのであれば改善していくべきだと考えています。

この世の証明書と名が付くもので加筆修正が認められているのはこの授精証明書しかありません。証明書とはその1つで完結しているものです。
では何故、授精証明書だけは加筆が当たり前になっているのかと言うとそうする必要があるからです。
ここはとても大事なところです。

何故、そうする必要があるかと言うと農家も授精師も関係機関も誰が見ても分かるようにする必要があったからこういう書式になった経緯があるはずです。証明書としては問題がありますが当時の方々が良く考えられて作られたのだなとボクは感心しています。まさにプロダクトマネージャー的な発想です。

しかし面白いもので誰一人としてその説明をされた方にお会いした事はありません。その説明をしたのはスギコさんで聞いた人は誰もが衝撃を受けたはずです。システムと言うのは定義付けが大事で何故そうなりこうなる必要があるのかを明確にする事が大事となります。そういう思考をする事が出来る彼女だから気付けたんだろうなと思います。

時代は変わり2024年です。素晴らしい証明書も時代と共に古くなって来ました。
当時はまさか1人で年間5,000頭もAIやETをする方が生まれるとは思ってもいなかった事でしょう。ちなみに5,000頭の証明書関係の書類を作成する時間は早い方で一頭10分として、

5,000×10分=50000分→約830時間となります。
くろくまくんでは5,000×30秒=2,500分→約40時間と短縮出来ます。それでも大変です。

そうなっているからと言われる皆さん、皆さんの後継者の方々にもその言葉を使われますでしょうか?
畜産経営と言うのは皆さんが実感されている通りに過酷です。その過酷な事業を経営し続けるには様々なチャレンジが必要となります。我々の年代のやり方ではなく新しい価値観や力を持った若い世代を育てて行く事が未来を切り開く事に繋がるのではないかなとボクは思っています。若いなりに至らない事もあるでしょうがボクはスギコさんを見ていてそういう考え方をする事が出来るのかと感心しているので自由にさせています。

皆さんの言う事を良く聞くお地蔵さんのような後継者が果たしてこの時代を生き抜いて行けるでしょうか?ちょっと噛みついてくるぐらいの逞しさも必要かと思います。

我々は多方面から生産性を上げる改革が非常に重要になってきていると訴えていますがまだちょっと早いのかも知れません。
ボクは全然遅いと思っていますがその当時、何も無かった時に状況を認識して最善の証明書を作り上げてくれた方々に最大限のリスペクトを送りたいと思います。

それが無ければ次に進めないのです。

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