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ムツゴロウさん

大雨が降ったり雪になったり突風が吹いたりの毎日ですが春を迎える時はこんなもんで今日の暖かさはありがたいなと思います。牛飼い人生もそうであって欲しいですね。

ご紹介が遅れました、㈱くまテックのくまごろです。苦手な食べ物はホヤです。ガソリン食べたかと思いました。

ボクが尊敬するムツゴロウ王国の畑正憲さんは隣町の御出身で昔、麻雀を打つ機会があったのですがあの方は相手のお金を根こそぎ奪おうとする生粋の博打打ちでした。最初の挨拶が『いくら持ってる?』って言われたのは忘れられません。

クマゴロウ王国では現在、9頭の子牛が産まれております。とにかく全頭が無事に産まれてくれましたので一安心です。取り敢えず年末に全部で600万円以上で売らないとなと考えております。

そういう風に考えるととても大変です。入金の予定が立った以上は何がなんでももぎ取らなければなりません。足りなかったら年末の競輪グランプリに人生を委ねる事になります。

予定が立つという事は予算が出来たという事です。趣味ではないので今年いくら稼いでいくら使うのかは先に決めなければなりません。何も考えずにお金を使うのはザルでどんな企業だって予算を決めて粛々とそれに従います。北海道の農家さんはクミカンがあるので予算立てしていますね。北海道農業の強さの秘訣はこの予算立てです。この当たり前にやらなければならない事をやっているのは北海道だなといつも感心しています。

予算を立てたら実行しなければなりません。使う方は絞れば良いのですが問題は収入です。クマゴロウ王国では年末に600万円は入って来る予定です。という事は子牛を絶対に死なせるワケにはいきません。いやいや、病気1つかけずにスクスクと健康に育てなければなりません。子牛の死はクマゴロウ王国の崩壊に繋がります。

牧場の経費は恐ろしいものでボクも㈱くまテックを経営して報酬を得ていますがそんなもん一瞬で消え去るほどです。そうなるとしっかりと牧場経営をしていかなければなりません。いや、本当に大変で皆さんよくやってるなと思います。どんなに大きかろうが小さかろうが潰れる時は一瞬です。

もうね、子牛が死ぬとか冗談じゃないのです。事故率(5%くらい)とか言われますが事故をしょうがないなんて受け入れる余裕は無いのです。そうなると的確な管理が必要となります。
定期的な清掃や規定量のミルク等々、毎日同じ管理を続けます。毎日毎日同じ管理を続けていると異変に気付きます。

特に黒毛和牛の子牛は限界まで我慢します。黒いから気付かないのかも知れませんが忍耐の精神でもあるのか隠します(笑)。草食動物ですから具合が悪いの見つかったら食べられていまいますから野生が残っているのかも知れませんね。自然界と言うのは美しいもので弱ったものから食べられます。傷ついて鱗が剥がれた魚なんかもそうですね。元気なものは食べられません。人間界もそうですね、弱った所から食べられてしまいます。

とは言うものの的確な管理と言うのは難しいです。うちの従業員さんはブラック牧場勤務経験があるので子牛の異変に気付くのは天才的でこの子牛は三日後に具合が悪くなるよとか的確に当てます。
そんなのは常人のクマゴロウには無理なんですがキチンと管理を続けているとだんだん異変に気付くようになって来ました。ちょっと鼻をヒクヒクしてるねとか君、一瞬顔をしかめたねとか(笑)

この定期的な管理をくろくまくんがやってくれます。目まぐるしくミルクの量や湯量の変化があります。クマゴロウ王国では70日で哺乳が終わるのですがそこまでのかけあげり方だと厳密な管理が必要となってそれは人間の頭ではちょっと無理になります。

クマゴロウ王国哺乳システムはくろくまくんに組み込めますのでどうしても哺乳期の管理が上手くいかない牧場さんがいましたらご相談ください。もちろん無料でカスタマイズいたします。

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