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これまでの「常時活動」を振り返る

1.はじめに

みなさんは常時活動を授業に取り入れていますか?

常時活動とは、①主に授業の冒頭で取り組む②短時間で③楽しく③音楽的能力の向上や④音楽的知識の定着⑤心ほぐし(アイスブレイク)など音楽の授業に児童を向かわせる活動のことです。授業の導入とは異なり、必ずしも本時の活動の伏線となったり意欲を高めたりするものではなく、短時間の活動積み重ねていくことで、主に基礎的な音楽能力の向上をねらいとしています。ざっくり常時活動を説明しましたが、詳しく常時活動について学びたい方は、以下の書籍を読んでみてください。

本記事では、2022年に取り組んだ常時活動を振り返り、今後の授業改善に役立てていきたいと思います。

2.これまでに取り組んだ常時活動

➀4パターンリズム
【参考にした実践】
筑波大学附属小学校の平野先生の実践を参考にして取り組んだものです。主に3年生で取り組みましたが、全学年で楽しく実践できる内容だと思います。
【学習の進め方】
T:4分の4拍子➨S:4分の4拍子
T:4分音符(声に出しながら板書)➨S:4分の4拍子(声に出しながら空書き)
上記の流れで、リズムパターンを1つ書いたら、
T:リズムをどうぞ!➨S:タン・タン・タン・うん
のように、手拍子をする。

4パターンリズム 黒板の例

この流れで、リズムパターンを4つ板書します。この活動に慣れてきたら発展させて、四角を板書するようにしました。そして、四角の中に入れる音符を発表させます。今までの活動では、4分音符・8分音符・2分音符の長さの違いを身体で感じていましたが、四角の中に何音符を入れるか考えることで、頭を使ってそれぞれの音符の長さを理解することができるのではないかと思います。

4パターンリズム 発展形

そして、4つのリズムパターンを活用した学習を行います。
例)選んだリズムを手拍子する。同じリズムの人同士で集まる。
  先生が叩いたリズムが4つの中のどれか当てる。
  グループに分かれて、リズムリレーをする。

その他に取り組んだ常時活動としては、

②拍に合わせてじゃんけん
③名前リレー
④リズムダンス
 ・アンパンマン体操に合わせて 
 ・崖の上のポニョに合わせて
 ・アルゴリズム体操
 ・あたりまえ体操 など
⑤曲のリクエスト
⑥ミッキー声のマネをしよう
⑦校歌・君が代を覚えよう
⑧楽器ビンゴ
⑨ぴったり60秒ゲーム

などを行いました。それぞれのやり方については、少しづつ時間を見つけてまとめていきたいなと思います。質問がありましたら、コメントやTwitterへDMを送っていただければと思います。以前まとめたものがあったので、こちらにも載せておきます!

3.常時活動 今後の展望

常時活動をなんとなくやるのではなく、子どもたちの実態に合わせてアレンジしたり、どのような学習を積み重ねていけばよいのか長期的なスパンで実践を組み立てていきたいなと考えています。

4.おわりに

今回は、常時活動について記事を書いてみました。この記事を読んでくださった先生方のおすすめの常時活動を教えて頂ければ嬉しいです。記事を読んでくださったみなさん、ありがとうございました!


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