鼻詰まり

鼻詰まりは苦しい。
いま話題沸騰中の政府が対策に乗り出した花粉症ではない。
原因は、後鼻漏(副鼻腔炎/蓄膿症)である。
私はこれに、かれこれ二十年ほど悩まされ続けてきた。
花粉症の総理が後鼻漏になって後鼻漏の対策にも乗り出してくれんかな、と冗談交じりにちょっとだけ思いもする。
苦しいからならなくていいし、最近は私自身に花粉症の症状も見受けられるようになってきたので、花粉対策も歓迎してはいるが。


一応注意書きをしておくと、多少汚い話しもある。
あとステマどころかダイマがあるが、私には一銭も入らないので憂いなくこの感動を分かち合ってほしい。よほど暇であれば。


そう、感動。
なんとこのたび、この長年悩まされ続けてきた症状に改善が見られたのである!
私が一番信じられていないので、記録に残しておきたくこうしてメモをとっている。

改めて書くと、私の長年の悩みは後鼻漏だ。
どろっと喉の奥に落ち、留まったまま動かず、喋ろうとすれば喉に絡み、出しても出してもすぐ引っかかる。そもそも出すのが汚いので、一言で言うなら最低。
寝ようと横になれば固まりが気道に襲いかかり、息を止めにかかってきて眠れない。鼻詰まりも相まって呼吸が苦しくて苦しくて仕方がない。吐いても吐いても何かが引っかかり、うがいをしに何度も寝室と洗面所をうろうろと往復。一言で言うなら最悪。
そんなことのあった翌日は、ただでさえ腹の中に鬼の金棒をしまい込んでると評されるメンタルも地の底に落ち、地獄から這い出た鬼が常駐するってもんではあるが、それでもどっこい生きている。

耳鼻科にも行った。
あまりに苦しかったので鼻を強くかんだ際にどうも鼓膜がべこっとなったらしい。
らしい。
なんもわからなかった。
鼓膜があまりに痛むので、ついでに後鼻漏に繋がって、診てもらえることにならないだろうか、というような遠回しの期待を携えて診察を受けたのだが。
「鼓膜が痛くて…」
「耳綺麗だよー!うん、綺麗綺麗」
「副鼻腔炎ぽい症状があって…」
「だろうねー(半笑い)」
「です…」
「じゃ、大丈夫大丈夫」
その後、何かよくわからないチューブをタイマーが鳴るまで指しておいて、と指し方もわからないまま誰もいない片隅で放置され、タイマーが鳴っても誰も来ず、よくわからないまま自主的に受付に声をかけ、なんの代金かもわからないまま支払いを済ませ、帰りにコンビニでエクレアを買ってヤケクソで全部食べた。
根暗人見知り野郎に人権はないのか。
いや、ついでに治したいとか診てくれとかそもそも最初に言わなかった私が全面的に悪い。
初診でそんなハードなことを棚ぼた的にどうにかならないかな、とか思ったのが余計に悪いし、予約を取ったときの強気な心の鬼が里帰りしていたのが本当に悪い。
でもとりあえず、半笑いと放置されたのがあまりに辛かったので、家から一番近く、在住の地で一番評判の良いはずのその耳鼻科には、もう二度と行かないことを心の鬼と誓ってしまった。
愚痴を交えたこと許されたし。クチコミに書き込むことは我慢してるから。


そんなこんなで耳鼻科に絶望しながら、どうにかならんもんかな、とうっすら思いつつ、まあ死ぬわけでなしと無駄に耐えてきたある日。

なんと、腰の調子が悪くなった。

後鼻漏とはなんの関係もない。
ただ、うっすらと健康について考えるようになった。
運動不足であるとか、栄誉の行き届いた食生活であるとか。猫背であるとか、鼻呼吸と口呼吸とか。

これか!?
これが!年齢を重ねると健康について考えはじめるというやつか!?
これだな!!!

自分の年齢を感じる出来事にショックを受けつつ、考えた。
これは、ワンモアトライどきなのでは…チクナイン。

ワンモアトライ、チクナイン。
もうおわかりかと存じ上げるが、冒頭のダイマとはこれである。

ちなみに、全然まったくオススメとかではない。

結果的に私には向いていただけで、人それぞれに向き不向きがある。
最もオススメなのは、信頼できるお医者さんにかかることです。
私にはそれが向いてなかったんだね。
チクショー!


茶番はさておいて。
ワンモアというのは文字通り、実は若かりし頃に顆粒を試したことがあった。
若かりし頃に恥を偲んで薬局に行き、種類もよくわからないまま買って飲み終えた。
結果。
効かなかった。
今ならわかるが、何故ならどう考えても飲み方が悪かったから。

食前に朝晩二回。
それだけで良い手軽な商品。
朝晩だけ。
それだけ良い。
それだけ…。

それだけが無理だった成れの果てが長年の悩みを抱えたままの私である。
飲みきりはした。
それだけでは効果がなかった私である。

食前なのを忘れるし、顆粒は飲みにくいし、苦くて不味いし。
あと値段が高いし!!
なんなら若かりし私は副鼻腔炎とも認めたくなかったので、効かないということは副鼻腔炎ではないのでは?とまで思っていた。

でもことここに至り。
あの(中略)耳鼻科は、私の副鼻腔炎かもに、だろうねー(半笑い)と言ったし。
試してみても、良い、のでは…?
という思いが産まれたのである。
腰痛によって。



次回、腰痛から我が身の健康を振り返った私に現れた選択肢、チクナイン…!
しかしその選択を調べれば調べるほど迷いが生まれ…?
タイトル「結局人生思い切り」



思いつくままに書き疲れた。まだ続くんじゃ。なんでこんなに書いてメモが書き終わらないんだ?脱線を書くのが好きすぎるからだね。

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