「響きを求めて /       In Search of Resonance」

予約注文をしていた照井さんの作品集
「響きを求めて /In Search of Resonance」

ポストを開けたら届いてた日

脳内で映像が変換されてるのかポストの中も薄暗い玄関も
ほんわり明るく見える気がするくらい心躍った


手を洗い水気を完全に拭き取り慎重に開封し

作品集の見開きに埋め込まれている5枚目の
ソロアルバムを聴きながら読み進めると
すぐにその世界に行けた


読む前からも製本や製法にも興味と意識入って色んな角度から見入ってしまうが
綴じの製本なのはわかる程度の知識しかなく
気になりながら
まずは表紙を開く
製法のおかげで両方の手のひらに自ら開き気味に沈んでくれる感覚はなんてストレスなく読めるのだろうとびっくりした

後に綴りの種類を探してみたら
「糸かがり綴じ」が1番近い様な気がした
正解かどうか確認したい


音の世界にも耳が全開でキャッチしていて
喜びながら
先へ先へと目が進む
描いた作品のひとつひとつから
その場所や観えてる細部や
ご家族やご自身の聲に傾聴していると
途中で不思議な感覚に混乱が起きた

映画を見ているのか?
読んでるのか?

ぶるっと意識戻したら両手に乗っている作品を部屋の角で覗いてる

客観視で一旦現実を認識した後
またその世界に戻る

あまりに尊くて大切なリアルや
誰の中にもある尊い部分や出来事
自分の記憶の中の触れた部分とも重ね
共感したり思い出したり涙したり
曲が更に感情の解放を押してくる

作品の全てにおいて丁寧さが伝わって来て
制作や関わった方々も手にした方も
いつか世代を超えて開いた誰かにまで
きっと
強く響いていくんだろうなと思ったら
何度言ったかわからないぐらい
「凄い」を1人で連呼していた

初日の感動で胸がいっぱいの衝撃から
なんとなくだけど普段使いしたらいけない感覚?
が浮上し
しばらく開かずに飾っていた

毎日表紙を眺めていて  
表紙に描かれている耳 
…なんだか進化の過程にも見えるよな
何だろうなと思いながらの日々を過ごしていた


ある日
ぼんやりしてた夜突然それが
お母さんの体内から聴こえてる側にも見えた時


また感動した。
 

後でまたアルバムを聴いてたら本を開かなくとも頭の中に描いた作品が再生されて行くという
贅沢な現象を楽しんだり

心が耳が潤うわけです

とにかく素晴らしい作品集に間違いないです
次の世代に託す私のアイテムのひとつとなりました。


長くなったけど 
生活の中で感動した作品を
書き出してみました 
最後まで読んで下さった方ありがとうございます


そして
照井さんお誕生日おめでとうございます!


#照井利幸  
#響きを求めて /In Search of Resonance
#作品集


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