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テクニカルトレード 超入門3 インジケーター編

テクニカルトレードとは何なのか?そして、資金管理ルールについての記事を書きました。今回は、具体的にインジケーターについて、おすすめ書籍とともに説明していきましょう。

インジケーターとは

インジケーターとは、そもそも計器を表す言葉です。車にも、スピードメーター、燃料計、回転計などのいろんな計器があります。それを見ながら、スピードを調整したり、燃料を補充したりしますよね?

テクニカルトレードにおけるインジケーターとは、テクニカル指標のことを指します。代表的なものとしては、ローソク足、移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド、RSI、ストキャスティクスなどなど、その他にも多種多様なインジケーターがあります。

これらのテクニカル指標は、インジケーターのその名の通り、価格の動きに対する計器なのです。例えば、ローソク足が陽線なら、今日は、始値より終値が高く終わったのか。移動平均線が右肩上がりなら、値動きの平均が徐々に上がりつつあるのか。14日のストキャスティクスが80%なら、14日間で、今の価格が高値に近いことを表しています。これらの計器を見ながら、自分なりのトレードルールを作り、トレードしていきます。

テクニカルトレードにおけるインジケーターを学ぶおすすめ書籍

基本的なインジケーターを計算式からおぼえようというチャート分析の本です。なぜ、計算式から覚えるのかというと、計算式から覚えることによって、そのテクニカル指標を作った作者の意図と、そのテクニカル指標の意味を分かって使えるようにしようということです。

例えば、ストキャスティクスを例に挙げると、某テクニカルの本には、ストキャスティクスの値が20%以下になると、それは売られすぎだから、買いシグナルだと。ストキャスティクスが80%を超えると、買われすぎだから売りシグナルだと書いてあります。

しかし、ストキャスティクスは、設定された期間内の、高値と安値の間で、現在の価格がどのあたりにあるかを表示するテクニカル指標です。ある一定の範囲内で価格が上下するレンジ相場なら、ストキャスティクスが80%を超えるとそろそろ下がるだろう、20%以下になるとそろそろ上がるだろうと言えるんですが、これが下げトレンド発生している場合はどうでしょう?

下げトレンド相場では安値がずっと更新していきます。つまり、ストキャスティクスは0%に近い値がずっと続いていきます。その中で20%以下だから買ってしまうと、ずっと価格が下げ続け大損することになります。

ボリンジャーバンドでも、MACDでも、他の本では、買いシグナル、売りシグナルしか書いてない場合が多いです。しかし、その買いシグナルも売りシグナルも、場合によっては逆のシグナルになる場合もあるのです。

一通り勉強して自分にあったインジケーターを選ぼう

この本に載っているテクニカル指標は、多くの人に使われている基本的なインジケーターばかりです。この本に載っているインジケーターを一通り勉強して、自分にあったインジケーターを見つけて、トレードルールを自分なりに作ってみてください。たくさんのインジケーターを組み合わせる必要はありません。実際のトレードで使うインジケーターはひとつかふたつくらいで十分だと思います。

私も、いろんなインジケーターを試してトレードして、今は、ローソク足と移動平均線だけでトレードしています。

私の移動平均線を使った手法も自分で編み出したわけではなく、本を読んで勉強して得た手法です。次回は、私が使っている手法が具体的にどのようなものかを解説している本を紹介していこうかと思っています。

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参考文献


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