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アンヨとイグサ

アンヨとイグサ

 アンヨ韓国語の発音を表記したのでは無い。
『幼児語で《あし》』と辞書にある。
私が使う場合は、アイドルや若い女優・モデルちゃんの綺麗
な脚の事である。
アイドルでは、パフュームのアンヨが好きである。三人とも
素晴らしいルックスの脚をしている。顔もまずまず可愛く、
テクノポップも素敵に歌うが、脚が一番の好みである。
彼女達をプロデュースする者も良く判っている彼女達の
ダンスもコスチュームも脚を魅力的に演出している。
今のアイドルは総じて一頃に比べて進化しているAKB48
初めとした48グループ及び坂46は全て望ましく思える。
モーニング娘。を初めとしたハロープロジェクト系も桃色
クローバZの系統やエクザイル遺伝子の妹と称する女の子達
もアンヨは素晴らしい。
浅田真央を初めとした審査系競技のアスリート女子達の
アンヨは絶品である。二昔前、『み○りさんが転んだ』と
からかわれた天才フィギアスケータの女子究極技トリプル
アクセルを飛んでいだ彼女は『あれを成功させる為にあの
筋肉を維持する為に太く短い脚をしている』と頑張ったんだ
ねと思っていたが、ルックスの著しく好ましい真央ちゃんも
軽く飛んでいる。日本女子全体が底上げしアンヨが綺麗に
成ったのかと思う。

 日本家屋、畳みの部屋が激減している。私は、イグサ農家
に生まれた。イグサとは、畳表の材料の事である。
真冬の氷の張る田圃に田植えをして育て梅雨明け直後の酷暑
真夏に収穫するのだ。厳しい重労働だったと記憶している。
確か備後表と称する高級品である。
台湾産など二級品や熊本産など普及品では無いのだ。
一寸待てあんたの実家は幕藩時代の旧国名では備前だろうと
言われるかもしれないが、例えば宇治茶ブランドで奈良や
滋賀のお茶も扱っている。奈良の柳生の里でもお茶の栽培は
盛んである。大河ドラマで柳生を扱った時でも宇治茶だった
かな。
時代劇ファンになら今でも柳生の里ブランドで売れば良いの
にと思ってしまう。
岡山市や倉敷市で生産された畳表も備後表として流通してい
た筈であるが、今は生産して無い。
私の実家では近所の宅地化の影響で泥染めしたイグサの天日
干しが泥の埃が立つので嫌われたのだ。

因みに青畳の色は、自然の色では無い。青竹と言う名称の
染料の色である。その染料を無水酢酸で加熱しながら溶き、
粘土に混ぜ染土と称する染め土を作り、イグサを刈り取り束
にし、その束を染土を水に溶かした泥に漬け込み、暫く置き
早朝、太陽が上がる前に天日で干す為、空き地や刈り取った
後の田圃に広げ天日干ししたその染料の色である。
染めなければ、早く色あせ、枯れ草色に成るのだ。実家で
イグサを生産していた子供時代が懐かしい。その為、畳みに
は思い入れが人一倍あるが、女の子のアンヨが綺麗に成った
ので致し方無いと思っている。

時々、電車に乗っていても綺麗なアンヨに魅了される事が
ある。見ているだけなら只だ。安上がりの娯楽だ。
日本は、この事に関しては、本当に良い国に成ったと思って
いる。

文末

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