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# 占う男 で見てもらったら最高だったので最高だったと叫びたい

インドの国旗がわからない並にnoteの書き方がよく分かってませんがはじめまして、鼻毛石ツトムと申します。
名前は3秒くらいで決めました。
3秒間のうちに脳内で行われた天下一ハンドルネーム大会の決勝戦で『ウカレポンチ伊藤』との死闘の末、今の名前になりましたが、大体いつも浮かれポンチしてるのでウカレポンチ伊藤でも良かった気がします。
浮かれポンチというより、挙動不審と言った方が近い気もしますが……。


そんな挙動不審太郎、とてもあがり症なので、あがればあがるほど、緊張すればするほど、なんかこう、色々あかんことになります。
色々あかんことになるとわかっているのに、この度、『人生において一番好きなアーティストに、対面(zoom)で占ってもらう』ということをしてきました。
もう、文面の情報量が凄いですね。
どういうことなんだってばよ。

STAnというバンド

私のSTAnとの出会いは約10年前。
私は海外のラジオをたまに聴く程度で、あまり音楽を聴かない人間なのですが、音楽好きの友人から勧められて聴きました。
(私が知ったときは既に解散してしまっていましたが、友人はよくLIVEに行ってたそうです)

友人が初めに聴かせてくれた曲は『アメジスト』
この辺、色々エピソードがあるんですが現在ちょっと疎遠になってしまっている友人なので、大切な思い出にはお口にチャックいたします。

いやー「アメジスト」、マジで名曲。

君の泣いてる声がする 
だけどもなんにもできない
僕にはあなたを救えない

けど僕の名前を読んでくれ
僕には君しかいない
かわからないけど言いたい 気分

アメジスト/STAn


今でも「こんなに深い愛の言葉ある????????」と全力で思ってます。
こんなに深い愛の言葉ある?????

サウンドも歌詞も衝撃的で、胸をガッと貫かれてしまって、人生で一番好きな曲は?と聞かれたら、私は爆速で「『タイガーアイ』です」と答えますね。はい。
『アメジスト』じゃねーのかよ。

……アメジストも大大大好きですが、出棺のときに流して欲しいのは『タイガーアイ』なんですね……“““真理”””なんで……。

そんな風に、出会ってからの10年間、ずっとずっと凄い凄いと思い続けていたバンドのフロントマン、kygことニシーさん、現在 #占う男 をされております。


これは私的には特に驚くことはなく、音楽でも占いでも同じように、矛盾してあやふやなものを、とても丁寧かつ軽やかに扱う感じに、尊敬の念をさらに強めたりしてました。
お、重てえファンだ……。

「いつかニシーさんに鑑定(と言うのか)してもらいたい!」と思いつつ、重たいファンの自覚がある緊張しいのあがり症なので、『途中で気絶するかもしれない』という不安を抱えながらひたすらモジモジすること数ヶ月。
今年の自分の誕生日が日曜日だったことから、「セルフ誕生日プレゼントを#占う男 にする!!!!」と決め、壺に牛乳を注ぐきんにくんのような勢いで申し込みました。
ヤーッ!

予約をしたよ

占う男の形式は、ニシーさんが書かれてる通りとってもフレキシブル。
私はzoom形式でお願いいたしました。
日程や時間を決めるやり取りや、入金方法などの事務的なご連絡もすごく丁寧でわかりやすく、鑑定?占い?的なものが初めての私でも、安心して申し込むことができました。

……なんだか回し者のような言い回しになっていますが、いや回せるもんなら全力で回したいですよ私は。
ステマどころかダイマどころかカニマ(カーニバルマーケティング=まるでお祭り騒ぎのように推しまくることの意)したいですよ私は。

いや、本当に最高だったので。
本当に最高だったので(念押し)。
きっと大勢いるだろう、私みたいにモジモジしている人の背中を押したい……!!


日にちだけは「自分の誕生日の10月XX日にお願いしたい!」と決めていたものの、時間も占いたいこともなにも決めていないノープラン状態で申し込みましたが、「時間は特に希望がなければ◯時からでどうでしょうか?」とご提案いただいたり、聞きたいことも当日で大丈夫とのことで、ふわふわと柔らかい気持ちのまま予約ができました。
手はガッタガタ震えてましたけども。

ハラハラしたけど大丈夫だよ

申し込んだのが9月の始めなので、当日の10月XX日まで約一ヵ月あります。
その間、「何を聞きたいか決めなきゃ」「事前準備とか用意するものとかあるのかな?」「相談の仕方とか調べた方がいいかな?」「迷惑かけないようにちゃんとしなきゃ」と、ひたすらハラハラしてましたが、ハラハラするだけで特に準備したりはしませんでした。
全力でハラハラだけしてました。馬鹿なの?

とにかく私は粗相が多い上、緊張すればするほど本当にあかんことになります。
その自覚があるために「人生において一番尊敬してるアーティストに粗相をしてしまったらもう切腹するしかない……!!」という、追い詰められた戦国足軽のような気持ちでいましたが、その状態でずっと聴いていた曲が『THE SONG』です。

間違えてもかまわないんだとゆー事を
間違いなく君に伝えたいよ

THE SONG/STAn


歌でその人の深部をわかったつもりになんてなれませんが、なんとなく、ニシーさんの言葉の中に絶対嘘はないだろうという気持ちでいるので、あがり症ゆえ全力でハラハラしつつも、根っこの所では「大丈夫」という気持ちでいました。
なんか、大丈夫だろうなと。
取り繕うのに必死にならなくても、奇妙で不気味でどーしようない自分のままでも、大丈夫。

……ですが、流石に友人とzoomする時みたいに、靴下着せた手元だけ写して、パペット方式で会話をするわけにはいきません。
カメラの位置だけ入念にチェックしました。
(あとちゃんと悩み事については考えました。考えてはいました)

占ってもらったよ

そして迎えた当日。
結論から申し上げますと、
『滅茶苦茶カメラの位置をチェックしたのに、緊張しすぎてずっとカメラオフだった。』
です。
……多分カメラオフでも大丈夫なんだと思います(初めに聞けばよかった)。

そんな感じで開始から緊張MAXでしたが、ニシーさん側のカメラの位置は、対面というよりやや斜めから映す感じだったので、あがり症の私でもとっても安心してお話を聞けました。

とはいえ、やはり緊張で声がヘニョヘニョになったり、言葉が出なくなったり、逆にワッと捲し立てるように話してしまったりと、大変申し訳ない感じでございました。

しかも聞きたいことがガッチリ決まらないまままで当日を迎えているので、頭もフワッフワなら悩みの形もフワッフワです。

すごーく丁寧かつ安心できるご挨拶の後に、「悩んでることとか聞きたいことはありますか?」みたいにお尋ねいただいた際にも、フワッフワしたまま滅茶苦茶な悩み相談をした気がします。本当に申し訳ありません。

自分のフワッフワ具合を思い出して青くなってますが、お話ししている間に申し訳なさや恥ずかしさで萎縮するようなことはなかったです。

私はあがり症のうえに気にしいという最悪なコンボを決めているので、すぐに萎縮するタイプですが、なんか、ずっと「大丈夫」って感じでした。

アワアワしたまま意味不明なことを言ったり、変なことや重たいことも言ったりしましたが、それら全てをふわーっと軽く受け止めてくれるような安心感を感じるからかもしれません。
適当とか軽薄とかではなくて、深刻になることなく、存在自体を大切にしてもらっている感じといいますか……。


事前にお伝えした生年月日&出生時間からホロスコープを作り、それをもとに「こんな傾向がありますね」「この星を持つ人はこんな特徴があります」といろいろお話をしていただきましたが、その間、なんか、旅をしているような気持ちでした。
旅をして、なにか綺麗な景色をぼーっと見ながら歩いている感じ。

星から見える自分の傾向のお話は、なんかもう9割方当たっていて「えっ、そんなことまでわかるんです…?????」とちょっと変な汗をかくほどでしたが、ニシーさんの口調がふわふわとゆるやかで優しいからか、「言い当てられた……!」とかでなく、なんか、自分の中にはこういう地形があるのかーと眺めたり、そこに落ちてる石を手に取ってみたりするような感じでした。

山の形はこう。そこに生えてる木はこんな感じ。川はこんなふうに流れてる。

良いとか悪いとかはなく、自分の内面にある景色を寿ことほがれてるような感じです。
「深刻になることなく、存在自体を大切にしてもらっている感覚」は、ここからきてる気がします。
私が恐れている自分の愚かさや浅はかさも、ただの一つの景色として見つめられてる安心感。

そんなゆるやかさがありますが、初めに悩み事を相談しているからか、気になるワードが出るたびに「何か聞きたいことはありますか?」と、ここで何か困ったことはない?と繰り返し立ち止まってくれて、とってもありがたかったです。
そこでようやく、自分の悩みに気がつけたりしました。

星を見るように、景色を見るように

忘れられないのが「真面目」というワード。

「鼻毛石さんのホロスコープ見て、『先生』っぽいなーと思いました」
「見た感じ、真面目な雰囲気があります」

みたいにニシーさんに教えていただいたとき、「せ、『占星』っぽいホロスコープ……?」と一瞬脳内で漢字変換を間違えるほど、初めは自分と真面目という言葉が一切結びつきませんでした。
むしろ自分では不真面目過ぎると思っていて、社会では必死に真面目ぶろうとする自分の空虚さが嫌だったりもして、若干拒絶反応みたいな気持ちも出たりしました。

……なんですが、もーーーーーーーーね、私、めっちゃ真面目でした。
真面目ぶろうとする自分が嫌だって気持ちひっくるめて、滅茶苦茶真面目でした。
だって、不真面目だったらこんな長文記事を必死にウンウンなりながら書かない(多分)。

この「先生っぽいと思うような、真面目な感じ」というのは一番初めに教えていただいたんですけども、上記の通り、聞いた瞬間は「えっ!?」となりました。
真面目な人はzoomする時靴下でパペットして腱鞘炎になったりしないのでは……??
でも、色々話を聞いているうちに、徐々に「あ……私真面目だったんだ……」とゆっくりと腑に落ちて、自分が真面目だったと理解したときには、既にいくつかの悩みが解決してました。(早)

なので、滅茶苦茶混乱した感じで重たい悩みをお伝えした割に、いきなりスン……と落ち着き気味になる変な人になってたと思います。

靴下で全力でパペットして腱鞘炎になるほどアホだけど、別の面で実は真面目だった、とかそういうことでなく、靴下で(中略)腱鞘炎になることは私の真面目さゆえだったと気が付いたというか、ある形の真面目さが下地にあるとわかってしまったというかなんと言いますか……。
とにかく、私が自分の中で「嘘っぱちのハリボテ」「弱さから作った薄っぺらな鎧」みたいに思ってたものは、嘘っぱちでも作り物でもなく、とりあえず私の一部なんだなと認めることができました。

占いというとてもあやふやなものを通じて、自分の性格を、自分の内側に広がる地形のように、確固たるものとして感じられる経験は、とても得難いものだったと思います。

良いとか悪いとか、正しい正しくない、本物偽物、そういうのを一旦置いておいて、ただ「いまそこにある」
自分の内面をそんなふうに感じられたとき、抱えていた苦しみのいくつかが消えていくのではないかと思います。
でも、自分一人の力で自分の内面を淡々と見つめるのは、とても難しいんじゃないでしょうか?
でも、他人の力を借りたら、逆にひどく混乱したり、反発したり傷ついたりすることもあると思います。

ニシーさんの#占う男 は、鼻歌混じりのような軽やかさで、世界に一つしかない宝物を扱うような手つきで「ただそこにあるもの」を見せてくれたように感じました。
この素敵なバランスや、重みがないからこそ深いところに届く優しさは、本当にニシーさんだからこそだろうなと、ファンの一人として思ってます。

タロットもしてもらったよ

悩み事についてタロット占いもしていただいたんですが、こちらも滅茶苦茶良かったです。

自分の現状とか、当たってる/当たってないで言えば「当たりすぎて怖かった」という感じなんですが、何より、アドバイスカードで『世界』というカードが出たときの「良くする方法は無限にあるから、良いと思ったことを全力でなんでもやろう」みたいなアドバイスが最高に良かったです。

私は少しだけタロットを齧っているので、『世界』のカードはなんか凄い良い?カードというふんわりした知識があり、これが出たときは「なんかわからないけど良い感じに上手くいくのかな〜」というような甘っちょろい考えが一瞬ふっとよぎりました。
そこでもらったアドバイスが上記のものです。(※表現はちょっと軽くしてます)

悩み事の内容がここに書けないためにアレですが、これは滅茶苦茶グッときましたね……。
この言葉のおかげで、上手くいく/上手くいかないの結果を求めることより、問題そのものに背筋伸ばして取り組めている感じがあります。


#占う男 、本当に滅茶苦茶良かったです。
なんとも言えずふわーっと軽い時間だったのに、凄い稀有な体験をしてきたような不思議で素敵な心の旅でした。
私はまた節目の際にはお願いしたいです。
ご興味持たれた方にも、是非!!是非!!!と全力でお伝えしたいです。

また、表現について相談した際の「妥協するんでなく、研ぎ澄ませる(削ぎ落とす)」という言葉は、心に深く刻み込みたいです。

余談ですが、途中ケラケラと笑ったりでとってもリラックスして楽しく話していたのに、翌日肩と二の腕の辺りが筋肉痛になりました。緊張しすぎ。

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