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フォークな夜

職場のお姉さんと飲んだとき、二軒目に
フォーク酒場へ連れて行ってくれた。
わたくし29歳なのであって、平成6年生まれなのであって…でも…
馴染みはないけど、これも経験!あざす!


マスターがおもしろいんだよ〜と教えてもらって、想像する間もなくあっという間に到着。
目が覚めるくらいのハイテンションで絡まれて、でも一瞬でその場に馴染ませてくれた。

ギター、ピアノ、打楽器もたくさん。
「飲み+歌い放題だから、どんどんやんなきゃ損だよっっ!?」とマスターに勧められるまま、お客さんがピアノを弾いてくれて、その伴奏にのせて歌っちゃった。
坂本冬美の「また君に恋してる」
リクエストをすぐ弾いてくれるのすげぇ…

ピアノの生伴奏、初体験だったけど、二人でアンサンブルする感じが
「き、きもちぃぇぇ〜!」
心の声そのままに叫んでた。

職場のお姉さんは民謡を習っていたので
生こぶし(拳じゃないよ🤛)を浴びせてもらい、マスターの熱い歌も拝聴…

ここでは恥ずかしさなんて感じないなと思えた。ので、
勇気を振り絞って「あいみょん歌います!」と宣言して、ギターまで借りちゃって、
初めて人の前で演奏(とまでは言えないけど)をしてみた。

家のギターだとうまく鳴らないFコードが、マスターのギターだと綺麗に響いた。
柔らかめのピックで響く音と、私の声が良く混ざってる気がした。

「間違えてもね、歌を聴いてもらうんだから
いいのいいの!ギターが止まっても歌は止めるんじゃないよ〜!がんばれ!!」

3分前にマスターからもらったアドバイスを思い出して、歌った。間違えてもやめなかった。

あいみょん、ありがとう。
初めて聴いてくれた四人の皆さん、ありがとう。
みんなのこと、ぜつてー忘れねぇ!!
ギター欲しい!!

そんなフォークな夜を経験したあと、
74歳だか75歳の祖父からLINEのビデオ通話がきた。
「よぉ!このビデオ通話、便利だな!」
祖父は昔、家でフォークソングを歌ってカセットに録音してたことを思い出した。

じいちゃん、今度一緒にギター弾こうよ。
練習しとくね。

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