フる痛み、フラれる痛み

フる方も辛いと言われる。良心の痛みというか罪悪感のようなものがある。相手にしっかりと向き合っていればフるのも痛みを伴うのだ。

フる痛みとフラれる痛みは、どう違うのだろうか。

結論から言えば、
フる痛みはチクリ、フラれる痛みはグサリ、
という感じだと思う。

フラれるのは本当にキツい。学生なら家を出る直前まで泣き、学校やバイトでは辛うじて普通の顔をして、家に帰った直後から泣く感じかもしれない。授業中に頭は回らないし、ご飯は食べられない。

ただ、フラれたとしても、そのうち、相手との思い出を懐かしめるようになる日が来ると思う。そんなこともあったな、くらいになる日が来ると思う。その当時は立ち直れないほどのグサリだと感じたとしてもなんだかんだで回復できる気がする。

では、フった場合、その後どうなるのだろうか。

人によると思うが、事情があってフった場合、チクリとした痛みは、その後も苦い思い出とともに、心のどこかに残り続けると思う。

私の場合、事情があっていろいろなことが上手くいかず、相手と一緒にいてもモヤモヤと考えてる状態で、しばらく一人になりたいと思った時期があった。それで別れを切り出してしまったのだが、その時の罪悪感のようなものは今でも残っていて、時々チクリとした痛みを感じることがある。

フるのもフラれるのも経験してみて、人生いろいろだと、つくづく思う。
そして、一時は付き合った相手には、幸せな人生を送ってもらいたいと思う。

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