私は今日も今日とて、静岡茶をじゅるじゅると啜りながら悩んでいた。

「note、ってなんだ？」

数日前の寒い冬の日、
日々のストレス社会からの疲れを癒すべく、
久々に友人らとキャバクラへ。

若い女性と話す機会は、お金を払わなければ叶わぬ夢。
席についた嬢は、私の大好きな箭内夢菜にそっくり。

この嬉しさをパチンコで例えるなら、
海物語で着座後に即大当たり。
一発告知で周囲のジジ・ババが振り向くが、何も視線を感じていませんよ、と言わんばかりに涼しい顔を保つ。
そんな優越感。

だけども、私の席についた女性と妙に盛り上がらない。
ゴマすり名人の異名を持つ、私も困惑。

ついには、その小娘はタバコを吸いながら
30代ど真ん中の私に対して「話が嚙み合わん。ジェネギャ。」と罵った。

長年愛用している服も
「しまむら？ウケる。色ハゲてるw」
と爆笑していた。

一緒に行った先輩方の手前、自分の存在がちっぽけに感じた。
だが、決して嫌な気持ちではにはならなかった。

むしろ、
心地よかった。
心がポッとした。

あの小娘は、今日も元気だろうか？

気色の悪い感情に導かれるが如く、
真面目にも時代の波を考えるようになっていた。

MAX偏差値47の脳内PCをフル回転させ、
結局、ネットで検索しヒットした言葉が、

「note」

これがnoteと私との出会いである。

★プロフ★

• ストレス社会に巻き込まれた30代半ばのオッサン

• 酒をこよなく愛し、時々、手芸をする。