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市販の黒いタッセルが少ない理由

JOLLY*S の商品の中には、タッセルがついているものがあります。
主にバッグ。
タッセルをつけるだけで、途端にグレードアップすることがあります。
一気に優雅な印象になることも。


ただ、ファブリックの主張が強い時やシンプルでいきたい時などは、あえてつけません。あくまでも、ファブリックとタッセルの調和を大切に

JOLLY*S に人気の商品にダマスク柄シリーズのがま口2wayバッグがあります。

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あと、パープルもありますね。

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このバッグには、タッセルが欠かせません。
ダマスク柄の流れるような優雅さとタッセルの揺れる様がぴったりマッチして、より格調高く魅力的になるからです。

ありがたいことに、先日ブラックダマスクのオーダーをいただきました。
この時期、人気な色はやはりブラック。
どの色もオールシーズンお使いいただけますが、特に、冬やフォーマルな行事がある時ですは、ブラックの需要が高まります。卒業式や謝恩会、入学式にもOKですから。

JOLLY*Sでは、ほとんどをフランス老舗ブランドのタッセルを使っていましたが、最近は、オリジナルタッセルを製作してお付けすることが多くなってきました。

お気に入りのラインは数年前からことごとく廃盤

「使っていました。」と過去形なのは、お気に入りのラインは数年前からことごとく廃盤してしまい、入手困難な状態になっているからです。
現在は、在庫がある色のみ入手可能(人気の色はもうどこにもありません涙。)
加えて、黒のタッセルに関して言えば、他のブランドで探しても、私の求めるようなものには全く出会えません。
イヤリングやピアス、ペンダントなど、小物用のものはたくさんあるんです。カーテン用の黒タッセルも、たま〜に見かけます。

でも、、、、ある程度の存在感があり、ラグジュアリーで、バッグに程よいサイズのもの、となると皆無。

黒のタッセルが少ない理由

数年前までお世話になっていた銀座のタッセル屋さんによると
(JOLLY*S の商品も置いていただいていたのですが、残念ながら、閉店してしまいました。)、
タッセルは、主に室内装飾品として発展してきたものだから、華やかで明るい色が中心なんです。中世ヨーロッパの宮殿を見ても、窓際のカーテンに黒のタッセルなんて使ってないでしょう?地味で重いイメージのする黒の需要はあまりなかったんです。」

あ、なるほど~、そうでしたか。
私は、ストンと腑に落ちました。なかなか出会えないのは、そういう理由だったのね。
タッセルの存在理由が室内装飾と考えると、ブラックは、確かにあまり必要な色ではないのかもしれません。生産されることはあっても、量産はされないということでしょうか。

オリジナルタッセルで安定供給

ということから、私は出会えない色は、オリジナルタッセルで対応しています。自分で作れるのなら、材料さえあれば、どんな色にも対応できますものね。
やはり、安定供給ということは、製作販売していく上で、とても重要になってきますから。
手間を時間はかかりますけど、それでも、それを上回るリターンは見込めます。いつでも安心安定供給は、信頼につながりますから。

ということで、本日のタッセルはこちら。

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クラッチとして、ハンドバッグとして、どうぞ、長くお使い下さいね。
オーダーありがとうございました。

ここに、タッセルのウィキペディアをつけておきます。お時間ある方はどうぞご覧下さい。





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