見出し画像

[併願入試]学費支払で手持ちのお金がなくなる時の対処方法

受験生や保護者には悩みがつきものです。特に、合格し入学手続書類が届く年末年始に多い問い合わせといえば「入学の辞退」です。先日は専願入試の辞退方法を解説しましたが、本日は併願入試に手続きしてしまった後の入学辞退や、関連する延納制度について解説します。

私は過去に4つの大学に勤めており、大学によって少しずつ受験生へのスタンスの違いがあることに違和感を持ったものです。どことなく受験生に対して厳しく、上から目線のような制度になっている、それを当然と考える大学もありました。

「併願入試の辞退」でもいくつかのケースがあるため、皆さんの当てはまっているケースはどれか、または志望予定の大学はどのようなスタンスか事前に調べるヒントとしていただきたいと思います。

大学に相談してみて、また入学手続書類を読んで「知らなかった」と言われても、大学は「学生募集要項に書いてあります」と突っぱねるだけです。余計な出費、急な出費とならないよう、事前に調べるに越したことはありませんが、大学側の事情を知ることで、半ば強引にでも受験生には消費者としての立場を確保していただきたいと思います。

「入学手続=入学金の支払+前期分学費の支払」

基本的な入学手続きは「入学金」と「前期分の学費」の支払いです。学生証用の顔写真や身元保証書、住民票記載事項証明など、書類関係の提出もありますが、それらは期限が多少遅れても多めにみてくれます。その理由は、後からでもどうにでもなるからです。

例えば「顔写真」。これは学生証用だったり、学籍管理システムへの登録に利用されますが、提出がなかった場合、最悪はインターネット出願の顔写真が使われます。「住民票記載事項証明書」は本人確認や住所などの管理のためで、システムへの登録は入学後でも対応できます。

ここから先は

2,353字

¥ 390

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?