見出し画像

点数が付く・付かないの違いを知る「小論文対策」

小論文には戦略とテクニックが必要です

小論文対策といえば、高校の中で開かれる小論文対策講座や、個別に先生から添削してもらう場合があります。

私が受験生時代、高校3年生の2学期で小論文対策講座が開かれましたが、その時の志望大学の一般入試には学力試験のみで、小論文はなかったために受講することもなく、「推薦入試希望の人向けの講座」ぐらいで思っていました。ところが、当時のセンター試験の結果から志望大学を変更する必要が出てきて、またその大学の志望学部が一般入試の中に学力試験に加えて「小論文」も組み込まれる内容だったため、急遽、高校3年生の1月から対策に取り組む必要が出たものでした。

当然、高校での対策講座は終わっていましたので、信頼のある国語の先生に依頼して個別に対策を取ることになりました。その先生には大変感謝し、今でも当時の情景が思い出せるほど、貴重な経験となりました。しかし、今、客観的に見て思えるのは、信頼し切っていたためその先生に無駄に配慮してしまっていたのです。小論文を取り組まず、学力試験に没頭していたため、小論文の模範解答の意味が分からなくても聞きづらく、また添削時間もその先生の都合に配慮して十分な時間を取ることができなかったり。結果も上手くいかなかったこともありますが、個別指導が自分には合っていませんでした。

その後、別の志望大学へ進学し、就職活動時に小論文が求められ、自らの手で攻略方法を練って、対策することにしました。私はそんな受験勉強の経験や、就職活動での小論文対策、またキャリアカウンセラー・大学職員として学生の小論文の添削経験、また大学入試の運営といった経験を経てきましたが、これにより「点数の付けられる答案と付けられない答案の差」に気がつきました。

点数の付かない小論文との違いを知ることで、ポイントを絞って効率的に取り組むこと。これには一週間で十分です。そのため、面接や学力試験といった他の受験勉強へも力を注ぐことができるようになります。ぜひお時間ない受験生は要点を押さえて無駄のない一週間をお過ごしいただければと思います。


ここから先は

3,057字

¥ 390

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?