ジョン(Jong)

Currently in Kyoto コーヒーの仕事したり、アプリのマガジンを編集した…

ジョン(Jong)

Currently in Kyoto コーヒーの仕事したり、アプリのマガジンを編集したり、写真論を研究したり。

マガジン

  • 読み直したい記事

  • 主にエッセイとその他イロイロ

    カテゴリー分けするほどでもない雑多な雑談。でも以外に人間生きているうちの半分は雑談しかしていない気もする。

  • スタートアップ日記

  • コーヒーの話

    2021年訪れた大学生としての三度目の夏。私はコーヒーを仕事にしたいと決めました。そして今は、とあるコーヒーショップで焙煎土をしています。

  • 写真論的な考え事

    白黒のフィルム写真を撮っています。記憶は本来、曖昧で不鮮明なものだから、それを記録するには白黒を基本とした表現で充分だろうと考えます。かえって鮮明に見せられても、覚えなきゃいけないことが多くて困っちゃいます。

最近の記事

  • 固定された記事

一枚の白黒フィルム写真を通して心が休まる体験を

カメラってとても良い趣味だと思う。 色んなものごととの相性が良いし、カメラって比較的に荷物にならない。続けやすい趣味だと思う。極め続ければ、個展を開催したり、フリーのカメラマンとして仕事にすることもできる。もちろん、儲かるような仕事ではないけど、楽しいから良いじゃないかなと。 自分もそんな感覚でカメラを手にして3年くらい経て、やっと最近、自分の中で問うようになった質問。 ”私にとって、カメラで「写真」をやるということは?” どんなカメラで撮ったどんな写真も写真であると

    • 命に吹かれたそよ風のような言葉 |入学式

      大学院生になりました。 入学式は仕事が終わらず、やむを得ずオンラインから参加することにしました。 リアリティを空回りしている リアルを愛するけど、リアリティという虚像らしき超現実の中で生きている感覚。空回りばかりしている。例えるなら、美しい花に心癒されるけど、水をあげて愛でることはできていない状態。手に触れられない、そんな形のない愛に意味があるだろうか。 「愛するとは」という問いに深く思いを巡らせると、深い海に沈んでいき苦しくなるので。この話は一旦さておき。 入学式の

      • 粛々と | コーヒー・サウナ・夜勤

        2024年3月の1か月間。 私は自分自身にある挑戦を課しました。 それは、毎朝7時に起きて、夜の12時まで、ただ黙々と仕事し続けてみるということ ただ、時間を潰すのではなく、きちんと定量的なアウトプット量を決めて、愚直に取り組み続けました。 1週目 本来なら、動き回ることを好む私にとって、長時間椅子に座ってパソコンに向かう作業は、足腰の痛みを伴う苦痛でした。挑戦を始めた最初の週は、体も心も、かなりの重荷を感じました。 かなりしんどかったですね。体も気持ちも。 2週目

        • サステイナブル=壊れない働き方 | 引きこもり時代の追憶 | 他者を守る臆病な挑戦者であるために

          転職、働き方の変化、大学院進学などをきっかけに、普段、感覚的にイメージしていた将来像を改めて具体的に言語化してみました。Wantedlyという求人サイトをSNSやNoteに紐づけてポートフォリオのように使用している人もそれほど多くないと思うが、今の自分のフェーズにはちょうど良いフラットフォームです。 言語化すると気持ちがとてもすっきりします。言葉にすることで、良くも悪くもやるべきことが具体化され、気持ちが少しは楽になります。 なぜ、言語化することで気持ちが楽になるか。

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        一枚の白黒フィルム写真を通して心が休まる体験を

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          言葉のバラード | 酷く酔っ払った日のメモ

          「3の法則」というものがあります。 人は空気がないと3分しか生きられない。 人は適切な体温を維持できなければ、3時間しか生きられない。 人は体内に水分がない状況では3日程度しか生きられない。 人は食べなければ3週間ぐらいしか生きられない という言説。 そこにもう一つの法則を加えるなら 意味がないと3秒しか生き生きと動けない。 意味を定義することは難しい。私たちは宇宙に光る無数の星屑たちの意味を計り知れない。尊い命であり、儚い時を生きるヒトという生き物が意味を規定でき

          言葉のバラード | 酷く酔っ払った日のメモ

          うまく話せないから書くしかない|書くことは存在を残すこと

          ジャズが部屋に満ち、心地よい夜。お酒を傾けながら、外の世界は暖かく、中の世界は静かで灰色。 心の彷徨、言葉の行方 そんな夜、心の中で言葉が彷徨い続ける。本当に伝えたいことを形にしようとしても、口からは心にもない雑音が流れ出るだけ。そんな言葉は、誰かの耳に届いても、その心の奥底には決して響かない。 言葉は、風に乗せられた砂粒のように、一瞬のうちにすり抜けてしまうもの。話す瞬間、私たちはその流れを捕まえようとしても、それはたちまちにして消えてゆく。だが、書くことにおいては、

          うまく話せないから書くしかない|書くことは存在を残すこと

          夜が暮れて仕事が始まる

          疲れた体を引きずりながら、いつものスターバックへと足を運ぶ。 家に帰ると寝てしまう。そんな失敗を何度も繰り返してきているからこそ、自分自身に空間の制約をかける。 大して美味しくも、不味くもないホットコーヒーを片手に。ラップトップを開き、キーボードに指を置く。 今夜も、聞いたことのない横文字の意味を調べながら、知らない仕事の領域に足を踏み入れる。一つのプロジェクトを終わらせたと思いきや三つほどのプロジェクトが始まる。うちの一つは、心からやりたいプロジェクト、二つは前向きに捉

          夜が暮れて仕事が始まる

          メモ書き|2期目のコーヒー豆買い付け|業務の引継ぎ|チームづくり

          はじめに。これは、日記であり、メモ書きである。 ・・・ どこか、生き急いでいる。複数の仕事をしなら、一週間に半日しか休まない暮らし方を、ここ1年以上繰り返してきた。さすがに体にも心にも息切れが来ているので、意識的にペースダウンする。 物足りなさをもの足りないままにまっすぐに受け取る。今年は厄年らしいので、控えめで動くことを徹底的に意識しようと考えた。そんな1年にしたいと抱負を掲げた2024年の1月もうすぐで過ぎ去る。 何か新しい本質らしき概念が、この上存在しないのではな

          メモ書き|2期目のコーヒー豆買い付け|業務の引継ぎ|チームづくり

          流れゆく世界内の存在として|オラファー・エリアソン展・相互に繋がりあう瞬間が協和する周期

          麻布台ヒルズギャラリーの開館記念展示として、オラファ―・エリアソン展を見てきました。 オラファー・エリアソンとは。 アイスランド系デンマーク人のアーティストであり、 光の輝きや水の揺らめきという自然現用を用いて作品を制作し、気候変動といった社会的な地球規模の課題にも積極的に関わっています。ニューヨークの川に巨大な人工の滝をつくったり、美術館の中に太陽のような光源をつくるインスタレーション作品など、想像をはるかに超えるスペクタクルな体験を届けています。実際の生活や経済に関わ

          流れゆく世界内の存在として|オラファー・エリアソン展・相互に繋がりあう瞬間が協和する周期

          焙煎納め·考え浸り事

          焙煎士としての1年 焙煎士として、過ごしてまる1年が経た。 正直に、実務の内容においては焙煎土という職人的な働き方より、プロジェクト・マネジメントのスキルが求められることの方が多い。 生豆の買い付けをはじめ、輸入、物流の動き、製造、供給まで多方面に視点を置かなければならず。豆を焼く、モノをつくるということは、この数多くの仕事のうちの一つという認識でいなければ、柔軟な仕事対応ができなくなる。 しかし、心誤って無意識的に数多くの仕事のうちの一つに過ぎないという捉え方にならな

          焙煎納め·考え浸り事

          違和感は大事に、動きながら考え続けたい理由

          今年、最も大きな学びがあったとしたら「本質」と「本質=ほんしつらしきもの」を区別し、その位置関係を把握できた気になったこと。 以前は、本質の在り方があるという捉え方をしていた。本質は不変である。変わらず、ずっとありのままに、不動の状態であると想像していた。 しかし、実際は目まぐるしく変化する表象の引力にひかれて、深々とゆっくりと変容している。例えるなら、大陸移動のようなスピードで。これのスピード感の変化を「深変(ふへん)」と名付けて考えている。 だとすれば、在り方で捉える手

          違和感は大事に、動きながら考え続けたい理由

          スタートアップ

          ずっと誰かを守り抜きたいという意志はあった。 力はなかった。 そのたびに、本の世界へ、作品の世界へ逃げ込んだ。 そのうちに、ほんしつらしきものに気が付いた。 逃げるは恥だが役に立つということ。 人々の間には生まれてからものすごい差分が存在していて。 それを格差と呼ぶ。否めない事実として、善し悪しをおいておき、この事実に向き合えないと、いつまででも空回りする。 「僕の前に道はない。僕の後ろに道は出来る」という言葉。その意味合いもわからないことないが 「僕の前にしか道

          スタートアップ

          今の暮らし方を通して、何かを失うとしても。

          京都に移り住んで1年が経た。肌寒い季節に知り合いのいない、この街に移り住んで、また再び肌寒い季節が戻ってきのだ。 仕事に追われ、生活を追い込まれ。生活は時に、「暮らすとは、なんぞや」と問い詰められる。きっと喜ぶ瞬間もあり、何かを成し遂げてはいるはずなのだが、あまり振り返る時間がないのか、その感覚が薄い。それでも、色々と状況も環境も少しは落ち着き、心の穏やかさを保つ方法も工夫しつつ内外的なモノゴトを見直して、なんとか一歩を踏み出している。 まずは、引っ越しから。 引っ越しの

          今の暮らし方を通して、何かを失うとしても。

          生きることを言葉にして、わかった気になり、心を落ち着かせる。

          学生の頃、学長はよく人生において人と出会い、本を読み、旅に出ることが重要であるという話を大勢の前でしていた。あまりにも真理に近く、当たり前だと思う内容を語るその姿に、当時はより具体的な語りを求めて、ひねくれ半分の態度で聞いていた。 間違ってない。人は人と出会い、本を読み、旅に出ることで質の良い経験を積み重ね成熟してゆく。わかりやすいキャリア論関連書籍に書かれているような強い目的意識をもってこのことに取り組んだところで、全く心は不自由なまま。意識せずども、道を歩いて、未知を既

          生きることを言葉にして、わかった気になり、心を落ち着かせる。

          今や流行りはしない時代遅れなロマンティシズムの忘備録

          今どきの若者は、セックスもしないし、ドラックらしきものにも興味がない。お酒は飲まないし、飲めない。飲んだところでチューハイ、レモンサワー。男なら初めていくバーでは、まずジントニックで無言のバー選びをしたり、その後、ロックのモルトウイスキーをゆっくりと嗜んだりと、少しカッコつけたりしてみないと。何がアルコール度数のないモクテルとか、流行らせているんだ。”なんとなく、おしゃれな感じ”が大好きな、僕たちヤング・ゼネレーションにはもってこいの商売だ。 ・・・ もっと自らの選択で、

          今や流行りはしない時代遅れなロマンティシズムの忘備録

          大人になってから猫背は直せないし、直そうとも思わなくなった。

          極端な猫背なんです。 ・・・ 子ども頃、通っていた家の近くの図書館においてある椅子に背もたれがなくて。最初のページをめくると、きほん最後まで読み切ってたりする、マンガーとか、小説が好きの少年だったもので。 (あの頃の集中力はすごかったな。集中力というか、わからないことが多くて、好奇心旺盛だったんだろうな。今はわかった気になってるものが多すぎて。中途半端な知識で満足した気になってしまうけれども。) 背もたれがない椅子で何時間も座っていると、段々と猫背になっていくんです。

          大人になってから猫背は直せないし、直そうとも思わなくなった。