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東北唯一の成人映画館「テアトル弘前」が閉館するので行ってきた。

2024年3月22日、青森県の弘前市内に二つある映画館の一つが閉館する。
映画館の名前は「テアトル弘前」
本州最北にして東北唯一の成人映画館である。
2024年3月11日、海の向こうでは名誉ある映画の賞が発表されている頃、おそらくそんな賞とは無縁であろう映画を上映している映画館に行ってきた。

映画館に行く前にまず情報を調べてることにした。
主に某爆の付く匿名掲示板を中心に調べていく中で
・発展場らしい
・禁煙らしいが館内はタバコ臭い
・トイレは事前に館外のどこか別の場所で済ませておくこと
・近くに座られてもその席のほうを見ないこと、話しかけられても興味がない限りは拒否をすること
・一番後ろの席の後ろの空きスペースに立っている人には用がない限りは見ることも話しかけることもしないこと
・一番後ろの席は座らないほうがいいらしい
ということがわかり、それに気を付けて見に行くことを決めた。

2024年3月11日当日


そういえばピンク色の建物だった
ピンク映画をやるからピンク色してるのか?


10:48
映画館前に着く。
10:50から開始とのことだったので結構ギリギリに着いてしまった。
入口のシャッターは半開きのままで自分以外にお客さんを2人確認できた。 どちらも男性で自分よりは年上と言ったところだろうか。
主に防爆の付く匿名掲示板を中心にフリーターの子供部屋おじさんが半開きのシャッターの前で映画館の開場を待っていた。


10:50
映画が始まる時間…なのだがまだシャッターは半開きのまま、おじさんとおじいさん、そしてフリーターの子供部屋おじさんが2分前と変わらずそこで待っていた。

10:50上映のやつを見る
このラインナップのまま閉館までやっていくらしい
先週の金曜ぐらいまでは別のやつをやってました

しばらくするとシャッターが開き入場受付を開始した。
パチンコの換金所のような相手の手だけが見える窓口にお金を支払いチケットを購入する。

実際はこんな人影が見えるわけではなくカーテンで遮られてました。


チケット代は大人1600円、学割もあるらしくそれは1300円だった。
おじさんがチケットを購入して一番最初に中に入る、続けておじいさんが購入するかと思ったら「先にどうぞ」と言ってくれたのでチケットを購入した。
売店ではタバコが売られていて、帰る時に通路側の方に保温機に入ったジュースが売られていたことに気づいた。
ジュースが売られている通路の向かいには男女別に分かれたトイレがあった。


スクリーンの入り口
ここを開けると遮光カーテンがあり一応上映中に光が入らないよう配慮はされているみたいだった


スクリーンのある中に入る。
一番後ろの席は選ばず4~5列目ぐらいの席の左側から3つ目に座る。
中ではすでに予告編どころか映画本編が始まっていて途中から見ることになってしまった。予告編自体は多分、元からやってなさそうですが…
禁煙と書いてあるのに普通にタバコ臭くて普通の映画館なら金返してほしいレベルだが、ここは普通の映画館ではないと思って来てるので仕方ない。
中では非常灯が足元ではなく壁の真ん中あたりに配置されていて思ったより明るく、逆にスクリーンの方が薄暗く感じた。
上映スタイルは今は珍しい3本立てで一本終わるごとに休憩が入るスタイル、この手の映画館だとこれが定番らしいです。
一本の時間は60分ほどでした。

今回観た映画「奥様は18歳 超どきどき保健室」
最近の映画かと思ったら2014年の作品でした
U-NEXTで見れるみたいです

映画の内容としては
養護教諭と結婚した学生の女の子とエッチしたり、
女の子の親友が同級生の男の子とエッチしたり、
新任の教頭先生が養護教諭や校長とエッチして、
最後にまた養護教諭と結婚した学生の女の子とエッチしたりする映画でしたが序盤数分を完全に見れなかったのでそこが悔しいですね。
あとAVとは微妙にドラマパートや行為シーンの撮り方が違っていて、極力足や体の部位や角度で結合部を隠し、フェラシーンなどではモザイクではなくぼかしが使われており、ただ単にAVをスクリーンでやっているわけではなかったんだなということが意外でした。
主演だけあって主演の子が一番可愛かったです。

上映中、後ろのほうで何回か扉が開きが多少出入りはあったが上映中は静かにするというマナーはこの映画館では守られているようだった。
1時間ほどたち1回目1本目の映画の上映が終了した。
時間は12時ぐらいだったと思う。
終了後3分の休憩の後、2回目2本目が始まるらしいが流石にタバコ臭くて頭が痛くなってきたので帰ることに。
※3/22訂正
1本目→1回目
2本目→2回目
回数と本数の間違いを訂正しました。
私が見たのは1回目の3本目の作品で、各回数の1本目で2本目の間には休憩は入らないみたいです。

「後ろのほうで人の出入りはあったっぽいが、特に隣に座られることもなく、喘ぎ声とかも聞こえなかったし発展場とは言ってもさすがにこの時間から盛ってることはないのだろう、だって多分そんな少数派たちも普段はこの時間は働いている多数派だろうから…」
そんなことを思いながら薄明るい室内から明るい外に出る扉を開ける。
ふと横を見たら、後ろの席の後ろにある空きスペースで下半身裸のおじさんが下半身裸のおじさんをバックで突いている「生の成人映画」が視界に入り外を出て最初で最後の成人映画館の鑑賞が終了。

今日から11日後にこの映画館は閉館する。
生きているとなんとなく「なくなること」を忘れてしまう。
きっと忘れているうちになくなってしまったものもあるのだろう。
インターネットにはなくなったものが在ったことを残してくれると思っているが、それでも簡単になくなってしまうから誰でもいいからたくさんの場所になるべく忘れないように残せるものは残して置いてほしいですね。

おわり

以下写真

入り口にも同じポスターがある
昔はもっとおっぱいが出たポスターが多かった気がする。
この映画館のある弘前市鍛冶町近辺は昔はもっとたくさん映画館があってその内の一つがこのテアトル弘前なんだとか


裏口みたいなとこがある
通り道になっているっぽい
スナックや喫茶店がたくさん入っているビルらしいけど結構やってないとこが多かった


実は行く前に怖くなって催涙スプレーを買った
ヨドバシで催涙スプレーって買えるんですね
警棒も売ってます

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