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占いなんて信じない

今日は定期検査のため、池袋へ。上野の方の病院へ通常は足を運ぶのだが、満杯だったので一番空いていたそこにした。池袋は私が大学生を過ごした東京の街のひとつだ。池袋の空気は少し変わった気がする。たとえば南池袋公園。目指して歩くと、空が一気に開け、そこは自由に人が過ごす空間になっている。芝生が生い茂り、子供たちがかけっこして遊ぶ。

一方で人々は寝転がり思い思いに幸せなひと時を過ごしていた。私はというと、大切な人から借りている「TAGIRI LIFE」という結構分厚い本をビールを飲みながら読んでいた。なんて幸せなひと時。こんな時間を持てたことに感謝だ。私は将来、誰とも知らない仲間たちと、こんな暮らしをする。きっと。

そして、その後上映館が少ない「新聞記者」を観に。

この映画、大きなシネコンでは上映されておらず、ネット予約できる場所も恐らく池袋だけなのではないか。公園でビールを空にした後、ふらふらとお気に入りの音楽を聴きながら軽い足取りで映画館へ向かった。

「旅続きの人生さ」いいな、この歌詞。

ひとしきり映画を見て涙した後、先日の逗子で開かれたSake+Labのイベントに来てくださった、熱燗DJつけたろうさんに教えていただいた、叶ここさんのところへ見ていただきにお伺いした。

実は私は占いとか本当に信じていないのだけど、この時は何か行かなくてはという気持ちになり、もう聞いたその日のうちに調べていた。そしてとんとんにお休みを取ることができたので、これもそうなるようにできているのだと受け入れることにした。

見ていただいたのは「恋愛」と「仕事」。恋愛に関しては、今よくわからない状況になっていて、もう恋愛という域は超えている気がする。そして相手を家族のように見ている自分もいる。お互いのことをわかっている気がするし、そうきたかという驚きもなく、そうだよね、という相手の行動に納得する自分もいる。だから、嫉妬も起こらないし、相手に信頼を置いている自分がいる。

ここさんは、私の目を見て、私の先を見ていた。気がする。そして彼を「人生のひとつのピースとして彼もあなたを見ています」といった。後述するが、そのこともかなり驚いた。

仕事については今の環境で全力でがんばればいいなって、至極納得。総括して、私が日ごろ考えていたもやもやを、情報なしにしてここさんが言語化してくれたことで理解できた。

「人は、生きている中で、そうなるように、なっている」これは私のメンターと話していることの中によく出てくるセンテンスなのだけど、この言葉も彼女の口から出てきたので驚いた。

帰り道、私のメンターにメッセをしようとして、驚いた。先述したとおり、「彼は私のひとつのピースだと思いました」との内容を昨日(!)送っていた。うーん、引き寄せ。

帰り道は秋葉原で友人と飲み。いつもの四文屋はやめてみて、ちょっと秋葉原探検することにした。

その中で前職の先輩の話になった。この先輩夫婦が私は大好きで、公私共にお世話になった二人。最近まったく会えておらず、どうしているかなと考えていた。その二人とは同じ駅で、彼らとも近くに住んでいるのだが、引っ越して3年間、ほぼ二人同時に会ったことがなかった。

ぼんやり先輩のことを考えながら近くのスーパーに行ったところ、向かいから歩いてくる二人は、先輩夫婦であった。こんなところで出会うのは、住み始めて3年ではじめてのこと。とても元気そうな二人の顔を見て、安心した。

こんな感じで、いろんなご縁や気づきをもらいながら、私の思考は丸く丸くなっていくのだろう。そして、私の感情はエネルギー。マイナスもプラスもすべて私。

幸せだと思う一日を終えたとき、きっと次の日も幸せだと思えるだろう。そして、その一日一日が積み重なって、その命が終わるとき、人生は幸せに一度終わるのだ。

人の幸せを祈り、自分の何かを使って、誰かを幸せにする。それだけでいい。私は、寝て、食べて、笑って、そのくりかえし。

今日も幸せだった。

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