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『読むアートはいかがですか?』6

ちょっと乾燥の季節。風邪ひいたよという声もちらほら聞こえてきます。いかがお過ごしですか?今日は「デヴィッド・リンチ」をご紹介させていただきたいなと思います。

彼は映画のみならず、写真や版画、アニメーションや立体作品など多岐にわたる表現を私たちに見せてくれる人です。表現方法がさまざまだとその人の人物像の奥行きが広がり大きな才能を感じます。

私も足を運んだ2018年の渋谷ヒカリエで開かれた彼の版画展。

夢と幻が入り混じる世界観は、自身の見たくない部分を見せつけられるようでとても印象に残っています。ちなみに”夢”と言えば黒沢明監督の映画作品にもありました。これも衝撃的。”きつねの嫁入り”や放射能で汚染された世界を描いた”鬼”が出てくるオムニバス映画となっています。

めっちゃ怖い思いをして観ていた記憶があります…。今もう観たくないかも(笑)とにかく、なんか夢の世界に引っ張られそうで不思議な感覚を覚えました。

こんな動画の世界はアートになりうるのでしょうか。その見る側の時間を動画だと個人の力量関係なしに丸々とられてしまったりするのでその作品によるんだと思うのですが。どうなのでしょう。

自分の感覚で作品をとらえる「インスタレーション」の世界はアートとしてとても好きです。それは時間にとらわれることなく「自由」に見ることができるから。

動画というコンテンツは「芸術」という領域に行きつくのでしょうか。行き着かないとしたら動画という存在は何か。映画は芸術ととらえる方が多いと思います。それは、さまざまな人の創造性がかかわっている作品だからです。ということは人の創造性が加わっており、且つストーリー性がある動画、誰かの創造性や感動を喚起する動画は「芸術」と呼べるのだと思います。

写真にも二つあってリアルやファクトを表現する報道写真と、先ほど書いたようにさまざまな人の創造性がかかわっている作品としての写真。後者の方が芸術性が高い気がします。

それと同様なことが動画にも言えるのではないでしょうか。これから動画コンテンツは様々な分野でダイレクトに私たちの脳みそに刺激を与えてくれるようになります。

その中にもアートが作られて来たらより、日常が豊かさを帯びるような気がします。近々、アートイベントをちんまり都内で開催します。年末のわくわくするシーズンに誰かとわくわくを楽しみに来てくれるとうれしいです。


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