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TAYA 2021年度SDGsアンバサダーにサリー楓さんが就任

 美容室のチェーン展開する東証一部上場企業(株)田谷(田谷和正会長、保科匡邦社長)は、2021年度美容室TAYAグループSDGsアンバサダーに、トランスジェンダーとして、ファッションモデルをはじめさまざまな分野に活躍の場を広げる、サリー楓さんを起用したことをこのほど発表した。

 「すべての人に夢と希望を与えること」を企業理念とする同社は、これまでにも環境への配慮や地域社会への貢献、透明性のある経営体質の構築を目指した企業活動を追求。美容を通して全ての人に笑顔と幸せを提供するという企業ポリシーから、「全ての方に平等で差別のない技術やサービスを提供する」ことという美容室だからこそできる社会課題に取り組んでいる。

 20201年、美容サロングループのSDGsアンバサダーに、トランスジェンダーとして自らがその生き方を発信し社会で活躍する、サリー楓さんを迎えることで、国際社会に対しても自社の姿勢とポリシーを全面的に訴えかけ、差別のない社会と誰もが輝き幸せになれる社会の実現を目指してゆく。

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 未来へ向けたテーマとして“Leap(飛躍)”を掲げ、サリー楓さんをアンバサダーとしたさまざまな形での発信を精力的に行っていくという(上の画像クリックでサリー楓さんのメッセージムービーへ)。

サリー楓さんのメッセージ

「これまで私自身が人に相談することで助けられた部分がたくさんありました。その中には美容師の方に相談して、見た目のアドバイスをしていただいたり、さらに心のケアもしていただきました。

 定期的に通っていく中で髪の話しを通して自分がこういうふうに生きていいんだというように自信を得られたり、自分の生き方を肯定してくれるような会話が出来たりといった嬉しい経験が根底にあったからこそ、今回アンバサダーのお話をいただいてとても嬉しく、また自分が発信することで何かの役に立てればこんなに嬉しいことはないと思っています。

 SDGsといった大きな社会問題に取り組んでいる、そんなTAYAを通してお客様も社会に向き合っていくことが出来るようになる、私が発信することでそう感じていただける存在になっていけたらなと思っています」

PROFILE/サリー楓
福岡県出身。慶應義塾大学建築学科卒業。慶應義塾大学在学中に社会的な性別を変え、トランスジェンダーとして活動を開始。トランスジェンダーとして、LGBTQに関する講演活動をはじめ、ファッションモデル、ブランディング事業、国内外の建築事務所での経験を生かし建築のデザイン及びコンサルティング等多岐にわたり活躍。アワード:
ミス・インターナショナル・クィーン 2019 日本大会ファイナリスト、主演ドキュメンタリーフィルム「Youdecide.」邦題:「息子のままで、女子になる」Los Angels Diversity Film Festival 2020 ベストドキュメンタリー受賞、世界各国 の映画祭にて公式招待。

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「息子のままで、女子になる」
6月19日(土)~、渋谷ユーロスペースを皮切りに公開予定
詳細は公式WEB