昨年10月7日に81歳で逝去した、滝川（株）の故 滝川晃一氏のお別れの会が、東京都千代田区のホテルニューオータニにて執り行われた。

　生前は、理美容、エステティック、ネイル業界のさまざまな団体の要職に就き、50年間、代表者を務めた滝川（株）でも、「滝川奨学金制度」をはじめとした数多くの取り組みを通して各業界に貢献。2017年の春には、長年の功績が認められて「旭日小綬章」を受章した。

理美容、エステティック、ネイル業界を中心におよそ1,200名が弔問

　当日は、新型コロナウイルス感染症対策として、来場の時間帯を午前10時から5回に分けて設定される中、故人の存在感の大きさを示すかのように、各ビューティ産業の関係者が日本全国より集結し、およそ1,200名が弔意を表した。会場では、「業界を愛した滝川晃一の軌跡」として、これまでの活動を収めた写真を壁面に展示。発起人の山東昭子参議院議長に加え、7つの業界団体からのビデオメッセージにおいて、故人の功績を改めて讃えるとともに思い出が語られた。

故人を偲んで「業界を愛した滝川晃一の軌跡」が展示された

　また、「サロンの繁栄なくして、業界の繁栄はない。業界の繁栄なくして、当社の成長はない」、「安全、安心、法令順守、倫理は我が社のいかなる利益より優先する」など、故人が生前よく口にしていた情熱のこもった提言や教訓も、映像を通して来場した業界関係者に届けられた。

弔問者に謝辞を述べる滝川睦子会長兼社長。