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女性社外取締役サービスの想い(裏Ver.)

サービスを始めたきっかけ裏バージョンです。

▼コラボラボの想い:日本企業をもっと面白く

代表の横田響子です。ダイバーシティー推進という意味では17年以上この分野に携わっています。コラボラボの社名の由来は
コラボラボ = コラボレーション・ラボラトリー(協業実験室)。
女性社長.netの取組から、”女性社長の会社”という切り口で認識していただくこと多いコラボラボですが、根底の想いは。
「多様性確保で化学反応を起こし、もっと面白い社会にする」です。
コラボラボの歴史を紐解きながら、「これまで」と「今」を記します。

▼よこきょう、女性リーダーにまつわる歴史を紐解く

2005年の創業翌年にコラボラボ設立、’07年の女性社長.netローンチ以来、”女性社長”を通じて多様性確保のチャレンジを試みてきました。
独立前にリクルートで働いていた私は、女性陣をつうじて面白いコトを日本社会に起こすことを想定していました。ちょうど企業におけるダイバーシティが求められ始めたのが2005年です。

ダニエル・ピンクさんの『フリーエージェント社会の到来』を読んだときは、”私の仮説は筋がいい!”と、とにかくワクワクしたものです。 

女性社長.net開始当初からの野望

創業当初のノートを見ると、「女性社長は社外取締役として活躍する社会」を実はすでにメモしています。描いた様々なオモシロ社会像のひとつです。
そこで独立直後の2005年より、女性経営者の実態把握でヒアリングを開始。ヒアリングで見えてきたものは、自身が想定していた女性社長像をやや裏切るものでした。

ビジネス経験は浅く、「ひと・もの・金」すべてが不足。他方、ユニークなアイデアや、たたき上げならではの逞しさと柔軟性にキラリと光るものを感じワクワクもしました。苦労を重ねる女性経営者がいる一方、日本社会は組織偏重で失われた20年の真っ最中。女性経営者の面白さにさえ気づいていない。

化学反応を起こす前に、女性社長界の底上げと面白さを知ってもらうための耕す作業が必要。そう思い地道に事業をつづけてきました。

女性社長いろいろ、チャレンジの10年

■開墾フェーズ:女性社長の存在を知っていただくため、初期から実施
・女性社長300人集結イベント「J300」:女性社長自身はもちろんメディアにも働きかけ
・アワードの実施:スパイシー(個性的)な女性社長を全国で発掘
・内閣府男女共同参画関連の会議:女性起業家の存在とともに支援の必要性を発信

■見える化フェーズ:2013年頃から、ようやく化学反応のための実験開始。
・大企業×女性社長のビジネスマッチング:内閣府とともに仕掛け
女性社長の面白さが大組織に通用するのか。がテーマです。
結論。女性経営者の発想に、35%以上の案件で大組織が関心を持つ、想定以上の結果。

■社外取締役実践フェーズ:2017年~サービス開始
2017年、ある会社から、女性社外取締役紹介の依頼を受けたことをきっかけにサービス実施準備をちまちま開始。冒頭で記した通り、2005年からあった構想の具体化です。
実は2013年頃にも、上場企業の某2社よりお声がけがありました。
「女性役員層の紹介強化にあたり協業ができないか?」というやりとり。
その当時は、候補者リストがまだまだ10名に満たない状況。うーん。まだまだだ。ということであっさり引き下がり。
2017年時にあらためて、候補者リストを作成し、2500名(当時)の女性社長会員さんにお声がけをしたら、あれよあれよと興味深い経歴の皆様が集まり、満を持して、本格サービス開始の決断に至った次第です。

▼女性社外取締役紹介サービスのいま

女性社長・実務家の層が厚くなってきた

女性起業家に対するイメージは、年代によって大きく異なります。
ガッツ満載のたたき上げ女性社長、中小企業経営者の妻が社長になったゴッドマザー、OLさんが軽やかにビジネスをスタートする2000年代、主婦層のプチ起業などなど。現在は、ベンチャー出身若手でVCから資金調達をする層大組織で管理職や役員経験を経た層も増加。前段層も経験を積み重ね、スパイシーさに磨きをかけ熟しています。

つまり、層が断然あつくなってきています。企業内でも人材ストックは少しずつ増加中ですが、在野で奮闘し経営経験を積んだ存在は貴重です。子会社を有効活用できる企業でない限り、経営経験ある人材は一朝一夕に大組織で育成することができません。

また社内昇格の女性取締役層が力量を発揮しやすくなるためにも、女性社外取締役の存在は有効だという声が女性取締役層から聞かれます。
そういった経緯から2017年より、コラボラボでは女性社外取締役の紹介を積極的に行っており実験フェーズからコーポレートガバナンス・コードの後押しもあり、女性社長や実務家層の役員会での貢献を実証するフェーズに入っているのが現在です。

横田自身も、上場企業の社外取締役に

2022年3月期の株主総会で、私自身も社外取締役の任を務めることになりました。東証プライム市場に属する(株)ペッパーフードサービスです。身が引き締まるとともに、これまで自身が唱えてきたことが実際のところ通用するのか、身をもって確認する機会だと考えております。

現時点では、小規模であっても経営は経営、という感触を得ています。人材、新事業、組織構築、中長期戦略などなど、網羅的に経験している分野ばかり。組織の文化や業界知識など、新たに学ぶ点も当然多いです。

社内の方々から教えて頂きながら、社外取締役として企業価値向上のため、しっかりと早期に貢献ができるよう努めたい所存です。

【女性取締役対象】実務派女性特化型プログラム開始

ここ数年で、社外取締役に就任した女性は急増しています。コラボラボからは経営経験を持つ「実務派」女性を中心に企業様に紹介し、就任実績が増えてきています。
実務派女性は、初就任や着任期間が浅い方も多いため、社外取締役に必要不可欠な知識や、役員会での知見の有効な発揮や振る舞い方に関する機会提供の要望も増加。
そこで、女性取締役が着任後、「専門性を活かし、早期段階で取締役としてのパフォーマンスを発揮する」ためのサポートサービス、実務派「女性取締役」研修 Co-creationプログラムを開始しました。
年間を通じワークショップを中心とした企業変革実践をサポートしていきます。

▼今後追加で書きたいことリスト

今後、具体的に社外取締役サービスのお問合せを頂く中、企業側の反応や女性候補者状況の今を書いてまいります。
結論から言うと、「世の中は前進している」ということ。
そんな最新事情、お楽しみに。

大企業も変化しています。

企業ヒアリングで感じるのは、機能する役員会を模索する企業があることです。詳しくは後日。
最年少 女性社外取締役をコラボラボ発で紹介!?などなどもお届けします。

コラボラボの登録者のいま

すごい女性リーダーたち。 
登録者の年齢層は30代~50代中心。少数派ですが地方在住者もいます。 
若手の実務家から大手企業で役員経験がある方までいろいろ。面談の時間は、元気になれる時間。皆様にも元気をお届けします。

また、今回は「率直な」想いをお届けしましたが、
こちらでは「真面目」に、サービスを開始したきっかけ、サービスへの想いを書いています。
ぜひご覧ください。

【企業様】お問い合わせはこちら


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